最近勉強している自然農のジャンルに関わる本として「土と内臓―微生物がつくる世界」を読みました。
土と内臓―微生物がつくる世界 ( ) 単行本 – 2016/11/18
非常に幅広く、それぞれに詳細なストーリーをめぐりながら話が進んでいきます。歴史を追って長い旅をしているような感覚になりました。
279ページで紹介されていた、地中海のクレタ島民がよく食べているという「ホルタ」が気になりました。植物の名前ならほとんどの場合、「〇〇 植物」などと検索すれば簡単に見つかります。早速探してみましたが、その時はほとんどみつからず・・。
そんな中、後日ですがわかりやすい実地のレポートをしてくださっている記事がありましたのでメモです。
面白いです!貴重な経験をありがとうございます!
「ホルタ」とは・・
「ホルタ」とは茹でた青菜のサラダらしい。
青菜というひとくくりで正確な定義はないらしいですが、主に野生チコリなど。身近なものでいえば「ミックスレタス」「ベビーリーフ」を食べているような感覚でしょうか。
イヌイットやクレタ島民を例にあげて、脂質の多い一見不健康そうな食事をしても健康でいられる人々がいるというストーリーがありました。その中でクレタ島民が油の多い食事と一緒に摂っているのが「ホルタ」だそうです。
食べ合わせの食材バランスによって「健康を保てる人」もいるという、興味深い例として挙げられていました。
全体を要約すると腸内細菌叢の大切さに集約される気がしますが、なによりも見えない働き者の「仕事ぶり」に驚きます。自分たちも腸内に何キロもの細菌を飼っているそうです。いや・・逆に支配されている?!少なくともその圧倒的な量と能力は地球の支配者といえそうです。
ホルタ・・・チコリということで、いつか自分の手で育てたものを食べてみたいです。
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