山登りとキャンプ

暑い季節の登山の背中の蒸れ・ザックの汗対策。「汗とおる君」を使ってみたレビュー

2019年4月29日

汗とおる君

ただでさえ、汗だくになる登山。ちょっとしたハイキングでも上り坂を登ると普段の運動不足からか、、すごい汗をかいてしまう30代後半です。

春を越えて暑い季節になってくると、登山の時はものすごい汗をかいてしまいます。

ウェアは当然ですが、ザックまで汗だくでビショぬれに・・・。

ザックの汗濡れ・背中のムレ、下山すればキレイに洗濯できるウェアと違ってなかなか洗いにくいザックが汗まみれってなんかやだなーーと思っていた所、見つけたのがこのアイテム。「汗とおる君」という謎のアイテム!(笑)

自宅で開封レビューした翌週、実際に9月の唐松岳で使ってみたので報告します。

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残暑厳しい9月の北アルプスへ行ってきました!!

ザックの汗まみれをブロック!夏のザックの汗汚れを伏せぐアイテム!

汗とおる君!まさにその名の通りのアイテムです。(笑)

ザックとカラダの間に挟むことで、スノコのような役目をして、汗ムレや汗濡れを防いでくれるというアイテムです!

Amazonでみつけ、即ポチりしました

そして届いたのがこんなアイテム。

↑そのまんまのネーミングが素敵ですw

ストレートなパッケージ感や率直なネーミングがリンクして、販売元の方の熱い気持ちが伝わります。

↑他にあまり選択肢のないアイテム。ある意味狭いニーズを掴んだ商品だと思います。そしてネーミングセンスw

↑「汗とおる君」の商品自体はこんな感じです。

↑500mlのペットボトルと並べたサイズ感。

縦走用のザックや体格の大きい方のザックには少し小さめ?

四隅からはザックに取り付けるための紐が出ています。

↑素材はプラスチックで、想像以上にかなりやわらかくてびっくりしました!

背中にあたって痛くないのかなぁ〜と商品を見た瞬間から心配があったのですが、なるほどーと思いました。

↑手で押すと・・・

↑スノコ状になっているフレームがぺたんと潰れます。かなり柔らかくクッション性のあるプラスチックでできています。

↑どのくらいの強さで押したか、どのくらいの柔らかさかを伝えるのが難しいのですが、500mlのペットボトルを載せてみた感じです。

ペットボトルをのせただけで結構たわんでいます。このぐらいやわらかい素材でできています。

 

↑フレームの厚みは1センチちょっと。色はグレーです。

 

↑このちょろんと出ている紐で、ザックに取り付けます。

 

持っているグレゴリーのスタウト35に付けた感じです。

↑高さや位置は、取り付けるための紐で若干調整できそうですが、きちんと腰のあたりに汗とおる君の下部分のフレームが来ます。

一番汗をかくだろう、腰部分に隙間ができるのはとても涼しそうです。

↑ショルダーのすぐ下あたりまで汗とおる君のフレームが来ます。自分はMサイズですが背面長によってはすこし背中の上辺りが空いてしまう恐れはあります。

↑真横から見た感じです。厚みは少しなので比率的にはそんなに違和感はありません。

 

↑ショルダーベルトに取付用の紐を通した感じです。クイックリリースのドローコードになっているので長さを調整し位置を変えることができます。

 

 

↑自分はリッドカバーの根本にぐるりと紐を通して装着しました。ザックの形状によっては引っ掛ける場所に悩むかもしれませんね・・・

 

↑こんな感じで当日、唐松岳に登ってきました!

汗とおる君の感想(乾燥)はいかに!?夏真っ盛り!8月の登山での汗具合は?

懸念していたのはただ1点です。

このメッシュ状になったフレームで背中に空気がとおるのは絶対に快適だと思います。構造的にザックが湿らないのもOKです。

ただ心配なのは、背中が痛くならないか?!

ザックの柔らかなパッドの代わりに、プラスチックを背負う訳です。

商品を見つけた瞬間から、、「これ痛くないのー?」と素朴な疑問があったアイテム。

実際に使ってみて分かったのですが

大丈夫!

でした。

多少のゴツゴツ感はもちろん感じます。けしてザック単体の背負い心地には叶いません。

ぶっつけ本番での仕様でしたので、最悪途中で外すしかないなーと思って持っていきました。重量も幸い重くはないので、ダメだったらザックに入れて持って帰ってくればいいや、と。

ただ、想像以上に問題なし。外したくなるほどに肩や背中が痛むことはありませんでした。

で肝心の汗のとおり具合は?

構造を見てもらえれば想像がつくと思うのですが、

本当に、風通ります(笑)

気にしていたのもありますが、体感上かなり背中は涼しかったです!

休憩ごとに見てみたのですが、ザックの汗濡れも肩の部分だけ、、面積の大きい背中の部分はもちんですがカラカラ状態。

ちゃんと機能してる〜というのが感想でした。

見た目はちょっと違和感というか、やはりザックに取って付けた感が満載なのですが機能としては問題ありませんでした。

夏の登山でとにかく汗をかいたのですが、Tシャツはもちろんですが何度も絞れるほどにびっしょり。

でもザックの背中部分はカラッと!!

体感的に背中の涼しさもあったので、全体の体力的にも少しは救われた部分があったのではないでしょうか?

汗とおる君、あえていうなら?

とても快適に使えた汗とおる君ですが・・・

あえていうなら、やっぱり背中の違和感と、見た目です。

特に必要となる夏は・・・やはり薄着になります。

自分は痩せているので特にですが、肩甲骨のあたりにプラスチックがあたるのが顕著に感じます。

結果として痛い状況までいかず、問題はありませんでした。

ただ、もっと長い距離もっと重い重量を担いだ場合は痛くなってしまう状況も全然あるな〜と背負いながら思いました。

これは個人の体格や使用状況によってかなり違ってくると思います。

そして、、もうひとつは見た目!

なんかやっぱり、ザックを背負うとき、下ろしたときに違和感があります。

見た目としては・・・やっぱりですが残念な感じもあります(笑)

誰に見せるわけでもないのですが・・・気分的に(´;ω;`)

 

本当はグレゴリーのズールーのようなメッシュ構造になったザックなら汗濡れの心配もありません。

夏用のザックが専用で用意できれば不要のアイテム、というのが正直な感想かもしれません・・・

とはいえ、本当に暑い夏もほんの数ヶ月です。

そのためだけにザックをいくつも買う余裕がないという自分のような場合には、緊急用として使ってみる価値はあると思いました。

汗とおる君、、、ザックの汗ムレ・汗濡れを防ぐという点では、実用的な機能の面でかなり優秀でした。

そしてある意味玄人向けのアイテムともいえます(笑)

汗とおる君レビュー、まとめ

ザックが汗で濡れてしまうと、長時間で見るとやっぱり不衛生です。

まだ実はザックを洗ったことがありません。ザックをまるごと洗うのは結構に気合がいる作業だと思います。

また秋に入ってしまえばウェアも何枚か挟まるのでザックの汗濡れも気にならなくなります。

夏の間限定の緊急回避と思えば十分な性能を持った超役立ちアイテムです。

 

 

見た目こそスマートではありませんが、汗濡れ・背中のムレを確実に回避できる救世主としては他に選択肢がないのが実情です。

汗が気になる、背中のムレが不快、ザックの汚れが嫌だ!というあなた、汗とおる君が待っていますよ(笑)

今は涼しい顔をしていますが熱くなってくると・・・なんだかんだ、多分今年も7〜9月の夏には緊急出動すると思います♪

 

↓汗とおる君と行ってきたのは、北アルプスの唐松岳です。にしても・・・暑かった〜〜!

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