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読書メモ「コーチングを学べ!!」の感想とレビュー

2019年9月4日

コーチングというと何を想像しますか?師匠と弟子、上司と部下、といったイメージが自分にはありました。そして言葉自体は知っているけど「コーチングって何?」と聞かれると・・うーんとなってしまう。ということで、改めてコーチングって何?どういうこと?どう役立つの?という基礎知識のために読んでみました。

自分自身をコーチングすることも可能です。モチベーションや行動力アップのために、こう考える、こう動く。

すごくわかりやすいページ割で、基本的な知識を解説してくれています。とりあえず「コーチング」の意味をあらためて確認するにはもってこいのわかりやすい本でした!

この本を読む前に思っていたこと、「コーチングを受けた場合、どんな風にアドバイスしてくるの?」という素朴な疑問への答えは・・・

↓かなり優しい書き方で、サラリと読めます

「コーチングを学べ!!」読書感想とメモ

コーチングは聞くこと。ひたすらに聞いて、相手の答えを引き出す。

↑いろいろ教えてくれる・アドバイスしてくれるのがコーチング、というイメージがありました。が!ひたすらに聞いて聞いて、本人がどうすべきかを導き出すのがコーチング。なるほど・・

そのためには、効果的な質問を用意する。

↑その人の悩み・目標・どうしていきたいか、それをじわりと引き出す、忍耐とちょっとしたテクニックが役に立つとのこと。

リクエストすることを恐れるな。

↑これが一番自分にささりました。リクエストは要望のことです。ただし「●●してもらいたいんです、どうでしょうか・・・??」と聞いてしまうと、提案になってしまうとのこと。はっきりと、こういう理由で、こうしてほしいから「●●してほしい」と相手に伝える勇気を持てと解説されています。これって確かに勇気がいりますよね・・・。そのための思考についても書かれています。ひとつだけ挙げるなら、「心の準備をせずに、単刀直入にいえ」とのこと(笑)たしかに準備をしてしまうと、ためらいがでてしまいますもんね。

究極の質問で視野を広げる

↑「一日1件の契約がとれなかったら会社がなくなるとしたら、どうする?」という究極の質問。そうやって突然に大きな質問をされると、見えなかった視野が見えてくるかも、とのこと。確かに。。

褒める。褒め方にもコツがある。

YOU・I・WE、のそれぞれの視点から褒めることができるが、I・WEを用いたい。

↑YOUは「君はよくやっているね」「上手だね、よくやった!」など。Iの視点は「君のおかげで励まされるよ」「信頼しているよ・任せたよ」という自分の視点から。これはこちらが思っていることについては否定のしようがなく「事実」だから。WEも同じく「私たち」「我が社」などに置換えて使える。

いい結果をイメージする。心の絵を掛けかえる。

↑「心の絵」という表現はわかりやすいですね。色や明るさ、トーンなど、ポジティブなものを常に心の中心に置いておきたいです。

相手のタイプ
コントローラー>思ったとおりに行動したい・進めたい・人をコントロールしたい=議論をぶつけずに、結論から入る
プロモーター>企画タイプ。自身のアイディアを大切にし仕切るのが上手、人の話はあまり聞かない=アイディアの否定をしない
アナライザー>計画・調整・リサーチを重視するタイプ。客観的な視点に秀でている=ペースを乱さない、ペースを相手に合わせる
サポーター>人を助けることが得意で協力関係・気配りの才能=貢献をしっかりと評価・褒める・感謝する

↑こんなカンタンには行かないけれど、そういうタイプがあると知っておくといいよ、という内容。点数で計算するチャート式の質問表がついており、自分がどんなタイプかもチェックできますので、是非やってみてください。心理テストじゃないけれど、こういうのはついやってみたくなってしまいます。。

人は言葉ではなく、映像によって動く

↑ビジョンという言葉で説明されていましたが、自分のセルフイメージがしっかりといい感じで描かれているか?成功・目標の姿をイメージして、四六時中そのイメージを保持できているか?とのこと。ついネガティブなことを考えてしまいがちですが、できるだけ良いもので心を満たしたいですね。

チャンクアップとチャンクダウン

↑大きな目標から、具体的な行動をとりだす、ということ。「明るく振る舞う」を具体的に分解すれば「明るく挨拶すること」。具体的にすることで実行しやすくなりますね。逆に具体的にしないで、ふわふわした内容で「がんばるぞー!」という掛け声だけでは何も進まなそうです。

「コーチングを学べ!!」まとめ

全体として難しい内容はなく、サラリと読めます。いい意味で。

コーチングの基本と、なぜそうするのか、基本原理がかかれているので、すっと心に入ってきます。

後半はセルフイメージという汎用性のある内容に着地し、大切で忘れがちな要素をあらためて復習できる感じです。

相手を引き出す、相手を理解する、という項目については、改めて勉強になりました。家族内の関係や、仕事仲間、取引先など、応用は無限です。あらためて自分を「コーチング」しなくちゃ!と思える一冊でした。

以上、「コーチングを学べ!!」読書感想のメモでした。

↓読みやすいちょっと小さめサイズ。重要な部分は数行だけ図式化して嫌でも目に入るので読みやすいです

 

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