一日の小さな楽しみ、、それは仕事の合間に楽しむコーヒータイム。前は5〜6回飲むこともあったけど、飲みすぎだという指摘を受けてちょっとセーブ。それでも一日に2回は欠かさずコーヒーを飲んでおります。
そんなコーヒータイムが、いや・・コーヒー人生が結構に変わった一品。「コーヒーって楽じゃないか!」と感動したHARIO (ハリオ) の浸漬式ドリッパーをご紹介。
忙しい合間の一息で、時間をかけて丁寧にハンドドリップしてらんない!蒸らして、待って、、そんな気長に待てない〜という短気な人、プロが入れたまではいかなくても「中の上」ぐらいの美味しいコーヒーが飲みたい人にオススメです。
ほんとうに「いつものコーヒーが変わる!」なんていう、ありきたりなキャッチコピーを本音で思える(笑)ほどにコーヒーの楽しみ方が変わります。
それだけ自分が気に入った理由は、「コーヒーの味だけでなくて、手間と時間」も変わるからなんです。
もくじ
ある意味革命。いきなりですが「浸漬式 コーヒー ドリッパー」って、ご存知ですか?
まず「浸漬式」が読めなかった自分ですが、、「浸漬=しんし」と読むそうです。化学関連の本で見た気がしたけど・・普段はあまり使わなそうな言葉ですね。
この浸漬式ドリッパーを一言でいうと、「コーヒーをお湯にしばらく浸して、じっくりと風味をだす」タイプのドリップとなります。
↑言葉だとややこしいですが、こういうことです。下から流れずに、ドリッパーの中にナミナミとお湯&コーヒー豆が泳いでいます。
ハンドドリップの場合はどんなにゆーーっくりと注いでも、数秒でコーヒー粉を通り抜け、フィルターを通じてカップの中へと落ちてゆきます。コーヒー豆とお湯が触れている時間は、多めに見ても5秒ぐらいかもしれません。
そのたった数秒を、なんと数分間に。コーヒー豆とお湯が触れている時間をぐっと増やしてくれるのが「どっぷりと浸すタイプ」の浸漬式ドリッパーとなります。
シャワーじゃなくてお風呂!じっくりとお湯に浸かって、味と風味を全部出し切る!
入浴で例えると、シャワーじゃなくてお風呂。雑な例えですが、理屈としてはそんなイメージがまさにぴったりとハマります。
この浸漬式のコーヒードリップは、見た目はハンドドリップと変わりませんが、底面に蓋(ストッパー)がついています。このストッパーを閉じた状態でお湯を注ぐと、コーヒー粉がお湯にどっぷりと浸った状態になります。
この状態で数分間放置することで、コーヒーの成分が十分に抽出されるという仕組みです。
↑「どなたでも均一な抽出が可能です」と心強いお言葉。でも本当なんだよなぁ〜
あます所なく成分を出し切れるって、、気分的にもお得な感じ。そして実際に美味しいんです!!
先に、実際に使ってみて感じた「浸漬式ドリッパーの良いところ」を上げておきます。
「浸漬式 コーヒードリッパー」のいいところ
今までハンドドリップを、あーでもない、こーでもないと試してみたりもしましたが、最近はこればっかり!
美味しい、そして簡単!という二度も美味しい浸漬式ドリッパーのメリットは、使ってみるとシミジミと感じます。
- しっかりと味と香りを抽出できる。しかもいつも均一なクオリティに仕上がる!
- 味がしっかり出るので「安めのコーヒー豆」でもそこそこ美味しく飲める
- 時短!ザーッと注いで、あとは待つだけ。
- なので、すごく気軽にコーヒー淹れようかな〜と思える=コーヒーをもっと楽しめる
味と香りがしっかり出る
ハンドドリップだと数秒でカップへと流れてしまいます。だからこそハンドドリップならではのお湯さばきやタイミングなどの技術が必要となります。
が!そのわずか数秒が、数分になるのが浸漬式ドリッパー。何十〜何百倍の時間をかけて、十分に味と香りを引き出せます。
いつものハンドドリップとはまったく違う、濃さ・味わい・香り感があります。
安めのコーヒー豆でもそこそこ美味しい??日々のコスパに貢献
しっかりと味がでるという、上のメリットにより「安いコーヒー豆でもまあまあ美味しい」という発見がありました。
自分とコーヒーの関係は「普段使い=デイリーユース」です。本当は高級な美味しい豆を毎日飲めたら嬉しいですが、そうはいきませんよね・・。
日々のコーヒーについては、そこそこ美味しく&リーズナブルに飲めたらいいなぁ。というのが本音です。。(男気なこだわりがなくて、身も蓋もないですが・・)
なので、身近なスーパーなどで手に入る「お安い」コーヒー豆を使っています。最近はネットでもいい買い物ができており、十分安いのに美味しいコーヒーにも出会えます。そんな安いコーヒーも美味しく飲める、不思議な魔法をかけてくれる頼もしい存在となっています。
そして、さらに貧乏性な話ですが・・・ちょっと少なめの豆でも、しっかり味が出る!ということが判明。毎日何杯もコーヒーを飲んでいると、結構にコーヒー豆の減りも早いです。でも浸漬式ドリッパーなら、普段の90%ぐらいの豆=粉の量でも、十分濃い味がでてくれます。うーん、貧乏くさいですね(笑)でも、日常使いは質より量。毎日そんなことは気にせず、コーヒーを片手に仕事したい自分にとっては、嬉しいメリットでした。
時短!注ぐのは10秒、あとは5分〜10分置いておくだけ
ハンドドリップでゆっくりと時間をかけて楽しむ日もあります。が、普段使いの場合だとそんなにのんびりしていられません。
忙しい人にもぴったりな「浸漬式ドリッパー」。基本は放置です。ハンドドリップとはいえ、時間はほとんどかかりません。
実際にお湯を注ぐのは10秒ほど、あとは5分〜10分置いておくだけでOK。
だから忙しい日でも、気軽に飲める!コーヒーでも飲もうかな・・と思える!
電気ポットやティファールなどでお湯を沸かしておけば、コーヒー豆をセットしてお湯を注ぐだけ。1分もあれば準備ができちゃいます。
もしもハンドドリップだったら、わずか数分ですがコーヒーの前に立っている必要があります。その時間もいいんですけどねぇ・・・そうも行かない慌ただしい日にも、気軽にコーヒーが飲めるようになります。
子育てで、手が離せない方や、朝の忙しい時間でもこれだったらできるかも!と思えるかもしれません。
HARIO (ハリオ) 浸漬式 ドリッパー スイッチ SSD-200-Bをフォトレビュー
実際にだいぶ前に買ったのですが、レビューするかもと撮っておいた開封写真がありましたので、あらためて開封していきたいと思います(笑)
↓浸漬式ドリッパーのポテンシャルを考えると、絶対にこれからジワジワ来ると思う!
↑今までネットで見かけたことはある気はするのですが、こういうアイテムだとは知りませんでした。もっと早く知りたかった!
↑まさに手順はこんな感じ。
↑ペーパーフィルターもセットになっていました。優しい&お得です。。あとは豆さえあればすぐにコーヒーが楽しめます。
HARIO 浸漬式 ドリッパー 本体の仕組みなど
↑実際に手にとって見るまでは、どんな仕組みかわかりませんでしたが・・こんな感じで一番底の出入り口に丸いボールがセットされています。
↑このボールがラムネのビー玉の蓋のように機能して、コーヒーが流れないように貯めてくれます。
↑[閉めた時]そして、そのビー玉による開閉の仕組みはいたって原始的でした。重力と上から注いだお湯に押されてボールがここにハマり、ストッパーになります。
周りの黒い部分はシリコンなので、ビー玉にピタリとフィットして液体でもこぼれないようになっています。シンプルだけど、なるほどー!と思いました。
蓋を開ける際は、スイッチ部分からのびた赤い矢印のポールがビー玉を押し上げる形となります。
↑[スイッチを押した時=開けたとき]ビー玉が上にあがり、その隙間から抽出されたコーヒーが流れ落ちてくる仕組みです。
↑ウラからはこんな感じ。
↑透明の樹脂部分がスイッチ部分です。
↑このスイッチを上に上げると、閉じた状態となります。この状態でお湯を注ぎ、浸漬状態にします。
HARIO 浸漬式 ドリッパー 実際に入れた感じはこう!
↑早速コーヒーをいれてみましょう〜
↑マグカップにセットして、、ここまではハンドドリップと全く一緒です。
↓ちなみにマグカップはお気に入りのこれ。おしゃれだし高機能だし、さすがサーモス!
↑スイッチを上に上げて「閉じた状態」にしておきます。
↑お湯を注ぎます。蒸らしなども必要ないので、どんどん注いじゃいます。
↑結構ひたひたに見えますが、マグカップ一杯分だとこのぐらいが適量です。コーヒーカップと比べると1.5倍強でしょうか。
↑時間は自由です。説明書によると2〜3分と書いてあります。実際に何回も好みを試してみた所、10分ぐらいの長めの放置が好みでした。
↑あとは好みのタイミングでスイッチを押すだけ。じわ〜とコーヒーがマグカップへと降りていきます。
放置中はスマホのタイマーをかけておくと◎です。放置したまま忘れてしまい、冷えたコーヒーを温めることが幾度となくありました。(今でも)
↑すべて落ちきったあと。ハンドドリップとは違った感じでコーヒーフィルターに豆が張り付いています。
↑さあ、美味しいコーヒータイム!
すごく簡単だし、基本的にはいつもと一緒でしょ?最初の注ぐ時間だけ10秒ほどかかりますが、その後は放置でOK。戻ってきたら、コクのあるしっかりと味がでたコーヒが出来上がっています♪
コーヒーの淹れ方をもっとカンタンに、初心者でも美味しく!HARIO浸漬式 ドリッパーが活躍する理由
総合的なメリットとしては、コーヒーがもっと身近になったことです。自分のようにデイリーで毎日飲んでいる人なら特にそう感じるはずです。
一日に数回入れる「あのコーヒーの手間」がぐっと減ります。そして、手間だけではなく浸漬式ドリッパーならではのしっかりと抽出された味わいを楽しむこともできる、まさに2度美味しいアイテム。
使ったあとの手入れも楽!
使った後の後始末、気になりますよね・・。毎日使いだからこそ、特に自分は気になります。すごく便利でも後片付けが大変だったり・・。
ジャンル的に似たドリップ方式としてフレンチプレスがありますが、あれはね・・・そう!フィルターじゃない分・・後片付けがひと手間ありますよね。
↓定番のボダム。レビューは1000超え。この価格なら一度は使ってみたい!
このHARIO 浸漬式 ドリッパーは、まったく心配なし!いつものハンドドリップと同じ仕組みなので、ペーパーだけポイッと捨てればOKです。
ペーパーを捨てた後は、水で一瞬すすぐだけ。パーツや構成もシンプルなので、あんまり汚れがたまる気配もありません。ここ半年ぐらい使っていますが、手入れは楽ですねぇ・・・。
ドリッパー本体がガラス、黒い土台部分がシリコン、という素材もいいのかもしれません。汚れも全然染み付かず、特別な手入れはまったく不要なまま快適に使っています。
お気づきの方もいると思いますが…
そう、基本構造はいつもと同じハンドドリップ!なので、ストッパーを「開けたまま」にしておけば通常のハンドドリップも可能です。
もし家に一つだけ置くとしたら、迷うことなくこの浸漬式 ドリッパーを選びます。休日はゆっくりとハンドドリップ、忙しい平日は浸漬式ドリッパーで手軽にドリップ!と、リバーシブル?に使えるのもすごく嬉しいです。
味には好みがあるけれど〜コーヒーが好きなら、一度は絶対使ってみて損はないアイテム
プロのコーヒーマイスターからみれば、浸漬することで厳密に言えば雑味なども出てしまうといいます。しかし、日々の「デイリーユース」なコーヒとしては十分に美味しいと自分は感じます。
「高級なコーヒー豆」の場合は丁寧にハンドドリップで淹れてあげたいと思います。が、日常使いのコーヒー豆でしたら色んな意味でピッタリなドリップ方式なのではと思います。
また浸漬式ドリッパーならではの時間の調整によって、しっかり味ORあっさり味・・・どちらでも時間の調整で対応できるので安心です。
なによりも、下手くそなハンドドリップよりも美味しい、、、という噂も。フレンチプレスのようにしっかりと浸す抽出のジャンルになるので、豆の味はしっかりと出せるはずです。そして一度好みの豆量&時間さえつかめてしまえば、安定して手軽に好みの味を楽しめます。
コーヒー好きなら、絶対に使ってみて(遊んでみて)損はない一品だっ!と感動した浸漬式ドリッパー。楽でカンタンで、美味しく飲める。日々のコスパも時間も節約できる、、これで来月はワンランク上のコーヒー豆を買ったるぜ・・へっへっへ〜と企むワタクシでした〜。
以上、安物のコーヒー豆を美味しく飲める?HARIO (ハリオ) 浸漬式 ドリッパー スイッチのレビューでした!
↓浸漬式ドリッパーの数少ない選択肢。迷ったら色んな意味でこれ!
↓浸漬式ドリッパーではこのクレバーか、ハリオかの二択になります。自分は見た目も含めて安心のハリオにしました。プラ部分が割れる・・というレビューがひっかかります。
↓フィルターもお忘れなく〜
↓サーモスのマグカップ。すごくいいです。白くてシンプルで高機能で、というと・・ここにたどり着きます