「組立式ワゴン・キャスター付・3段」の棚を外せるように、一度ハメたら取れなくなってしまう棚を、いつでも分解・取外しできるようにするプチカスタムです。
実はコレ、一度組み立ててしまうと、3段を2段に、、などという取り外しができなくなってしまう商品なんです。
ちょっとしたカスタムで、簡単に取り外しができ、段数を自由に組み合わせできるようになります。
この無印のキャスターボックスを、「二度と外れない→取り外し自由」に。
引っ越しや模様替えなど、後々のことを考えると、、絶対にやっておいて損はないと思います。
この商品に関しては自分的には絶対に必須のプチカスタム、紹介します~
もくじ
「ポリプロピレン 組立式ワゴン・キャスター付・3段」を買いました!
無印良品、大好きです!
家の中はかなり無印良品率が高くなってきました。
今回我が家にきたのはコイツ、「ポリプロピレン 組立式ワゴン・キャスター付・3段」
↓
↓
↓
※↑アマゾンだと何故か高いので店頭で買ったほうが良いです!イメージとして写真だけ。。
無印の中でも比較的安くて、用途があえばかなり?と言っていいほどコストパフォーマンスがいい商品だと思います。
ただし、この商品は一度組立てると、二度と外れない仕様になっている
この「ポリプロピレン 組立式ワゴン・キャスター付・3段」の3段になっているボックス?棚の部分ですが、
なんと組み立てると、二度と分解できません!!
用途・置き場所にあわせて組み換えができない(ー_ー;)
付属の取扱説明書には・・・
↓
そう、
「一度組み立てたものは構造上、取り外すことができません」の文字が
な、、なんと・・・
無印の中でも格安級。他の組み合わせができる衣類ケースや書類ケースとちがって単体の商品だから??
収納に欲しいのは自由度、、選べる&変更できる&どこでも使える!そんな収納がいい
最近の流れとして、やっぱり自由度の高い商品が多いですよね。
場所に応じて必要な大きさ、高さ、深さに自由にアレンジできるのはいいですよね。スタックできたり連結できたり、あとから変更できる収納って、とっても助かる。
特に今はいろいろと暮らしのサイズが小さくなっているから、より部屋にフィットして無駄のない、ぴったりな収納がいいのかも。
その先端をいっているのが、まさに無印さん。
痒いところに手が届く、考えられた収納だな~といつも関心してしまう。
が!!
この三段ボックスは、このセット販売のみ、そして脱着&組合せができない仕様に!
その意味では少し昔の商品なのか、割り切った結果なのか・・・
バラ売りしてくれればいいのに~~と思うのだが
天板に、底板に、中間部分と別々に販売してほしいなぁ~そしたら好きな段数だけ購入できるのに
と素人ながらに思ってしまいます・・・
そしてさらに
きっと浅型、深型、引出し式、仕切り付きとか、、
あったらいいよな~
でもそんな簡単にはいかないらしい・・・
と言うだけは簡単なんだけど、それだけのラインナップで販売するのはとても大変らしい。
現状の商品のまま、ただ単にバラ売りをしたとしても、3アイテムに。
1個の商品だったものが、3倍の在庫を持ち、3倍のコストが必要に。
3倍って簡単に思ってしまうけど・・・
1本100円の缶ジュースが、富士山山頂で300円。ちょっとアレですが渋々買うかも。でも、1000円のハンバーグランチが、3000円だと、、悲しい。
3倍って大きいです。
しかもバラ売りしたとすると、現在の1800円を単純に÷3して、パーツ一個あたりはたったの600円。
最悪600円しか売れない・・。(まあ単品で買う人はいないでしょうけど)
こうした部分で、まとめ売りの方が圧倒的に全体のコストが下がります。
安く作れて、買う人も安く買えるというメリットがあります。
分かりやすいのはコストコとかだなぁ~。
たくさん買ってもらうと、大量に仕入れて原価も下がる。
「シンプルにドーンと買ってくれるなら、いいよドーンと値下げしちゃう!」という感じですね。
だいぶ話がそれましたが、三段セットでの単発商品ならではの大変にお得な価格とも言えるんです!
1段あたりで換算すると、なんと600円!
分解できない3段セットだからこそ、お得な1800円
こんな感じの大人の事情で三個セットの商品となってしまった?と思われるこのボックス。
でも、折角なら、、簡単にバラにしていつでも自由に組み替えて使えたらもっといいですよね~
ということで、
無印の三段ボックスを自由に取り外し&組み立てできる、ちょっとしたカスタムをしてみたいと思います
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「組立式ワゴン・キャスター付・3段」を脱着可能にするには、ちょっとだけツメを削ります
具体的な作業としては、ロックの役目をしている「ツメ」部分を無くすだけです。
このツメがガッチリとロックしてしまい、棚が二度と外れなくなります。
このツメを無くしてあげると、ある程度の力をかけるとボコッと外れるようになります。
「ツメ」はただの出っ張り、ハンダゴテで溶かしてしまおう
この本体から出っ張っているツメを無くしたいのですが、そのためにハンダゴテを使います。
ハンダゴテをプラスチックのツメに当てることで、簡単にツルーンとツメ部分が平らになります。
若干煙は出ますが、燃やすわけではないので安心して下さい。
熱いコテをあてると、一瞬(一秒とちょっとぐらい、パワーにもよるかも)で溶けて平らになるので、超かんたんです。
実際のツメを平らにする作業は、ほんの5秒位。
ハンダゴテなんて無い!という人は、もちろんカッターで削ったりする方法でもOKだと思います。
が、
カッターだと最悪手を切る恐れがある、削るために力が必要、切り口がギザギザになる、力を込めた刃先が思い切り「ザザーーッ」っと滑ってしまい、目につく部分に線キズを付けてしまう恐れもある・・・etc...
という難しい部分もあり、DIYなどに慣れてない人ほど絶対にハンダゴテがおすすめです。
刃物の扱いに慣れてるよ~という工作上手な方以外は、、自分も含めて絶対ハンダゴテが無難だと思いました。
自分も最初「削る=カッター」という発想でやってみましたが、、、難しいし他のところに傷を付けてしまう。さらに1箇所の加工だけでかなり時間がかかってしまう。と分かり、すぐに諦めました。
で・・・「そうだ!ハンダゴテがあったじゃないか!」と試してみたら、、超カンタン~数秒でツメの出っ張りをあっさり取ることができました。
無印プチカスタム、実際の作業をしてみます
では実際に「ツメの出っ張りを無くす作業」に取り掛かかります~
用意するもの
・ハンダゴテ
・熱くなったハンダゴテを載せる台
(コテの先は数百度になります。床やカーペットにつくと確実に焦げます。なので作業中や作業前後の熱いコテをカンタンに置ける安全な台を用意します)
例えば・・・
☆ クッキーなどの空き缶のフタや本体
☆ 汚れても良い耐熱ガラスなどの器
☆ 空き缶を潰したもの(真ん中の潰した窪みにちょうどコテがくるようにすると転がらなくて安心)
ココのツメ(出っ張り)を削ります
「組立式ワゴン・キャスター付・3段」の実際のパーツです
矢印の細長い出っ張りがツメになっています。
横から見るとこんなイメージです↓
このツメは「山のカタチ」の出っ張りになっています。
垂直にカクンと落ちたところまでツメが穴に入ると、ロックがかかって二度と外れなくなるという仕組みですね。
なので図のように、
ヤマの高い部分を溶かして無くします。
そして逆方向にもスルリと抜けるように、スロープを左右対称にするイメージでヤマの終わり部分を低くしてあげます。
実際の作業でも、図と同じぐらいにヤマの高さを半分にするぐらいで十分です。
あまり段差を無くすと、今度は逆にスポスポと緩すぎてしまう恐れがあります。
加工前
加工後(ツメの段差がとれています)
溶かした部分はガタガタでも全然OKです。
↑の写真も、ツメ以外の場所にコテが当たって跡がついてるし、削り具合もガタガタだし、右と左で高さも違ってます。。
それでもOKです。
組み立てれば全く見えません。かなりアバウトで雑にやってみましたが(なっちゃった 笑)問題ありません。あとで脱着するにも支障はありません。
まずは一段分だけ仕上げて、ハマり具合をみてみる
とりあえず一段分だけやってみてください。(ツメは板の左右にあるので2箇所を作業×左右の板なので合計4箇所)
実際に組み立てて、ハマり具合をみてみます。
もしキツイようだったらもう少し山を低く、緩いようだったら削る加減を弱めるように、次の板から加減できます。
↑加工した板に棚板パーツをくっつけます。(ここのパーツ同士はカスタムしなくても脱着できる仕様です)
↑もう片方も
↑コの字の状態になったら、天板を試しにハメ込んでみます。
もしツメ部分の加工が十分でない場合、通常の仕様通り二度と外れなくなる可能性があります。
まあ、一個ぐらいは脱着できなくなっても、残りのものがうまく行けば問題ないかと思います。(まさか一個だけでは使わないと思うので)
もし仮に一個だけで使う場合でも、ここで天板をハメておけば最悪外れなかった場合でもちゃんとボックスとして成り立ちます。
実際にハメ込んでみます
さあどうかな~
上の写真では天板ではなく、同じ棚パーツをくっつけてあります。
通常のまま組み立てた場合は、もう二度と取り外しができないハズだけど・・・
↓
↓
↓
おおー取れたよーー!!
よかった~無事に加工できています♪
こんな感じで脱着できれば3段だけでなく、2段とか4段で組み立てて使うこともできちゃいます。
あとは加工を量産するだけ
実際に組み立ててみて、ハマり具合に問題がなかったらあとは量産するだけです。
きつかったり、緩かった場合にはツメの形状を調整してみてください。
”カスタム済”「ポリプロピレン 組立式ワゴン・キャスター付・3段」が完成しました!
見た目はまったく一緒ですが・・・
(加工したツメの付近がどんなに失敗してても、まったく見えないかと思います)
↓
ボコッと引っぱれば、取り外しができちゃいます
知らずに通常に組み立てた場合は、先ほどの3段の形状から二度と分解できません。
確かに手間は増えるけど、最初にちょっとだけ手を加えることで、
「一度はめたら二度と取れないハズ」の棚が「簡単にスポッと取れる」ようになりました~
デメリットも!!
もちろんデメリットもあります。
単純ですが「強くひっぱると抜けちゃう」というデメリットが。
すごい地震とか倒れたりした際にはバラバラになってしまうかもしれません。
それと、、もちろんですが無印良品さんの想定外の使い方なので、カスタムやその後の使用についてはすべて自己責任となりますよね。。。
自分としては、使用してみて全く問題なし
ポリプロピレンなのでそんなに重量物も載せないし、使っていて不意に抜けてしまったということはありません。
キャスター付きなので引っ張って移動することもあると思います。掃除の時などに引っ張って動かしますが外れる気配はなく、なんら問題なく使えています。
一度しかチャンスがない!
買ってきて、一番最初に組み立てるときにしか加工するチャンスはありません。
一度組み立ててしまったものは、手の施しようがありません・・・。
自分もなんとか取れないかな~と力づくで試みましたが無理でした。調べても特に情報もなく断念。
慣れてしまえば、ツメ1個で数秒ほど。
ゆっくりやっても・・・10秒も掛かることはないと思います。(そんなにやったら溶けすぎて、きっとツメが無くなる)
あとあとを考えると、やっておいて損はないかな~と自分は思っています。
自分もこのカスタムに気付いてから買った商品は全部加工してあります。
取り外し自由ということは・・・積み重ねも自由!
無印良品の中でもサイズの割にはお安い感がある「組立式ワゴン・キャスター付・3段」。1セットで1800円です。
2つ買っても3600円です。
そして、取り外せるということは・・・
↓
↓
↓
そう、あとはお好みで「3段」を2段、4段、5段・・・と自由に高さをアレンジ。
上の写真は7段編成です。
たまねぎなどの野菜や食品関連のストックを置くのに大変役立っております~
ちなみに最初は同じ場所で3段で使っていました。(最初は知らなかったので普通に組み立ててしまい、二度と外れない状態に。写真の上3段分は外れなくなっています)
それから一年後ぐらいに他の用途で使おうと再び購入した際に、、、ツメの存在に気が付きました!
それなら~と思って
外れない3段の下に付け足したら、いい感じで7段に拡張!
個人的な感覚ですが、なにも問題なく安定して使えています。
狭いキッチンでこれ以上面積は取れないので、高さ方向で収納が2倍以上になり、かなり助かっています♪
しかもお値段、3セット買っても5400円。3段+3段+1段で7段なので、あまった残りの2段はデスク周りで使っています。
「組立式ワゴン・キャスター付・3段」は「2段」でもなかなか使えるぞ~
2段だと、標準的な机の高さ(70cm前後)の下に十分収まるサイズです。
机の下に入るワゴンキャスターとして使えるので、必要なときだけサイドテーブルのように出して使い、不要なときは机の下にスッキリと隠すことができて大変便利です。
2段だと高さは約57cmです。(キャスター含む)
机の下に入れても10センチ以上の十分な余裕があるので、天板の上に作業中のモノを載せたまま状態で机の下にしまえるのが、自分的に◎です。
おまけにキャスターも余っておトクです!!
今回の場合だと7段の部分ではキャスターと天板は一個ずつしか使わないので、天板とキャスターのセットが一個ずつ余りました。
天板はともかく、キャスターは「ポリプロピレン収納ケース用キャスター4個セット」400円 として販売しているものがそのままついてくるので、他の用途に使えます。
ポリプロピレンの各種収納ケース、ストッカー、収納ラックなど、対応する商品もたくさんあるので使い道に困ることもなさそうです。
掃除の時にも気軽に動かしやすいので、自分は付けられる商品にはすべてキャスターを付けてありますよ~
【余談】ハンダゴテ、300円なら買っても損はない!
ハンダゴテってたぶん普通の人は持っていないですよね。。
わざわざ買うまではなぁ・・と思うかもしれませんが、
今ではハンダゴテだって100均で売っているんです!
近所のダイソーでは300円でしたが工具コーナーにいつも置いてあります。
普段は使わなそうで、ちょっともったいない気もします。が、ハンダゴテって今回以外にもさまざまな工作に使えますよ!
主にペットボトル系やプラスチックの小物に穴を開けたりがスムーズにできます。溶かして穴を開けるのでバリがでないし、うまくいけば既製品のように滑らかな穴を開けることができます。
そこへフックを通したり、ワイヤーで止めたり、釘やネジで直接壁などに取り付けできたりします。
例えば無印の書類ボックスやメイクボックスなんかも穴を開ければ、吊り下げたり、何かを引っ掛けたりと自由にDIYできてしまいます。
身の回りのモノって思った以上にプラスチック製品が多いんですよね!
今までなにかと不満だったアイテムをちょっとカスタムするのに便利に使えます。特に100均のアイテムなら失敗してもOK~と勇気を出して気軽にチャレンジできますよ~
お金をかけずにもっとDIYやりたいな~という方へ、参考までに!
無印良品プチカスタムのまとめ
以上で棚の脱着が自由に、好みに応じて抜き差しできるようになりました!
一度付けたら二度と外れない・・・
という、なんとなく心配な要素がなくなり、スッキリせいせいと使う(買う)ことができます。
段数も自由に、置き場所に応じてつけたり外したりできるようになりました
もしかしたら、、いつか模様替えでこうしたい、って思うかも
もしかしたら、、急な引越しで、外れたらいいのにな・・・って思うかも
ならば!
ちょっと手間はかかりますが、、、
カスタムしておくことのマイナス面は殆どありません。むしろ今後の模様替えも引越しも心配無用。
さらに便利に使えるアイテムになりますよ。
是非お試しを~~