数あるデスクライトの中でも、ある意味「定番」とも呼べるこのモデル。Z-LIGHT LEDデスクライト Z-108NWを発売と同時に予約購入しました〜旧モデルとの違いを含め、徹底フォトレビューしてみます。
Zライトの中でも以前から人気&定番のモデルだった「Z-108シリーズ」。それが、2020年1月に新モデルとして生まれ変わることに。「Z-108N」という型番で新たに発売されました。
旧モデル「Z-108」と新モデル「Z-108N」、ちょっとした違いですがリニューアルされているようです。
基本的なシルエットに変更はありませんが、改めて久々の新モデル、2020年モデル!ということで、いろんな角度からチェックしてみます。
もくじ
70年の歴史。シンプルさと機能性を突き詰めたデスクライトの王道「Z-LIGHTシリーズ」の魅力とは?
国産のデスクライトといえば…やっぱり山田照明のZ-LIGHTシリーズ。
このZライトシリーズの初期型は1954年から販売されており、もはや70年以上!の歴史をもった定番シリーズとなっています。
機能性から生まれた「Z(ゼット)型」の直線的なアームと、丸いシェードの形状が対照的な「山田式Z型作業スタンド」がその始まりです。
最初は「工場での手元作業用ライト」として開発されましたが、その使いやすさと機能性から必然的に一般用のデスクライトとしても浸透し、オフィス・学習用ライトとしての進化を遂げてゆきます。
結構、すごいライト。そして歴史を受け継ぐ、特別なプロダクトなんだなぁ
今から思えば早々に〜とも言える1970年代。今でこそ「デザインがいい〜インテリアになじむ」という要素が一般的にも大事にされていますが、時代は今からざっと45年前。1974年に「グッドデザイン賞」や1975年に「IFデザイン賞」などを受賞。その頃にはすでに「美しく機能的なデスクライト」としてほぼ完成していたというから驚きです。。
その初期型のシルエットに一番近く、脈々とその「始まりのDNA」を引き継ぐモデルと言えるのがこの「Z-108」シリーズとなります。
これは個人的な推測ですが、生産コストを下げるため、量産するため、当時の技術的な制約から生まれたデザインなのではと思います。
直線的なアームブームと、2軸で効率よく機能するZ型のヒンジ構造。当時はもちろん白熱電球しかありませんでした。丸い電球に合わせた円形の配光部と、白熱電球の熱を逃がすための少し大きめなシェード。
その原型となるシルエットが時代と共にブラッシュアップされ進化してきたのが、現行の108モデル。
中身の電球こそ当然ながら最新の「LED電球」となっています。しかし、あえて形を変えなかった&変える必要がなかった基本デザインは、現在でも変わらないまさに「王道」だったんです。
PC作業・学習にも。万能なデスクライト「Z-108N」を徹底フォトレビュー
ということで最新モデル「Z-108N」をフォトレビューしてみます。
2020年1/17に予約購入が可能とのことでAmazonで注文、早速届きました。
今回はカラーはホワイトを購入しました。その他にも人気のカラーとしてグレー・ブラックなどがあります。最近ではグレーが人気のようで、たしかにいい色。悩みましたが、部屋の中&作業を邪魔しないカラーとして、やっぱりホワイトをチョイス。
↓なんともいい感じの「グレー」もあって、そちらも人気。すごく悩む。
開封〜組み立て。ちょっとだけ組み立てが必要でした
↑外箱からかっこいいですね。。思ったよりも大きいダンボールで「これ?!」と玄関先で思ってしまったダンボール。
↑すごく考えられた梱包状態で、見事です!基本的にすべて1枚のダンボールが展開する形。主な固定・梱包が外箱を兼ねた1枚のダンボールで行われています。
どうでもいい部分ですが、展開図を考える・設計される方はすごいなぁ・・・「超オリガミ」な梱包に驚きました。
↑そんな厳重な梱包を解いていくと、内容物はこんな感じです。
本体以外には、取扱説明書・取り付け用のクランプ・バネ・指はさみ防止パーツ・LED電球が付属していました。
↑実際のパーツはこんな感じ。通常の使い方をするなら、バネと取り付けクランプは必ず使用します。透明の洗濯バサミのようなパーツは「指はさみ防止パーツ×2個」です。アームの仕組み上、アームの隙間に指が挟まってしまう恐れがあります。それを防ぐパーツです。後で実際に取り付けてみます。
↑デスクライトのイメージとして、完璧に完成品でくると思っていましたが、ごく簡単な組み立てが必要でした。取説を見てみると・・・
↑そう、付属品の中にあった「バネ」を取り付けます。作業と言ってもそれだけです。
↑本体の梱包を解いて机の上においた状態です。中間部分のアームにバネが付いていません。テンションが掛かっていないので、こんな風に曲がった状態で置くことができます。
↑では実際にバネを取り付けます。赤い矢印の部分にある突起状の金具にバネを引っ掛けます、
↑片方にバネをかけて、ギューーっと引っ張ってもう片方に引っ掛けます。ちょっと力は必要ですが、普段マウスしか持たない方でも、たぶん大丈夫です(笑)
↑バネを取り付けました。バネが伸びており、テンションが掛かった状態です。
↑同じく裏側(反対側)にも同じようにバネを取り付けます。
↑取り付け完了です。取り付けたバネによってテンションが掛かり、バイーンとアームが伸び切ってしまいます。
実際に設置した際には、シェード周りの重みをこのバネのテンションが支えてくれます。重力に負けて下がったりせずに、思い通りの位置にスーッと固定できるのはこの仕組みのおかげです。
↑あとはデスク・机に取り付けるだけ。この同梱されていた取り付け用のクランプを使用します。
↑共通パーツにもなっており型番がついています。「クランプ Z-A9」という名称だそうです。
もし仮にですがクランプだけを紛失・破損してしまっても、単品で購入できるので安心です。また同じく共通パーツとしてこのクランプの代わりに「フロアライト」的に置ける「ベースキット」などもラインナップされています。フロアライトとして部屋の隅においてもオシャレでしょうね。。このあたりはさすがのZ-LIGHTシリーズとも言えます。
↑シンプルな見た目ですが、一体型の金属による堅牢な設計となっています。デスクに触れる面はフェルトシートが全面に貼られており、キズなどの心配なくガッチリと固定できます。
↑安物のデスクライトだと「クランプ部分でさえ安っぽい・・・」というケースがありますが、とても好感が持てるシンプルさ。必要最低限のサイズとなっており、変に目立つことなくさりげなく設置できます。
↑この穴にアームの根本部分を差し込みます。
ちなみにパッと見はほとんど似ているオーム電機のデスクライトは、このクランプ部分が樹脂製でした。昔の仕事場で使っていたのですが、アームの差込部分にはテコの原理で強めの力が加わります。ライトを動かしているうちに樹脂が削れ、ボロボロとカスが出て最後には割れてしまいました。そんなトラブルの心配がない、安心の金属製ですね。
↑このクランプパーツ「Z-A9」は「取付可能厚55mmまで」となっています。実際にクランプ部分を最大まで広げて・・・測ってみました。
やっぱり約55mmが最大ですね。。ほんとにわずかな差ですが56mmだったら押し込めば行けそう?な気もします。
↑実際に机へ取り付けてみました。クランプのネジの回転もとってもスムーズ。そしてクランプ全体が金属ですので、かっちりと止まります。
試しに何箇所かに付けてみたのですが、なんともいい感じ。車で言う「タワーバー」みたいな感じで剛性がきっちりとしているので締め具合に「ブレ」がありません。精密につくられた「万力(バイス)」と同じく無駄に締めすぎることもなく、確実に固定できてノンストレスです。
クランプに本体を設置し、付属の電球を取り付けて完成です
組み立て&設置もあっという間に完了。うーん、やっぱりシンプルでいいなぁ・・・という感想。
↑ひとまず机の真ん中に取り付けてみました。アームもスイスイと動き、とても快適です。
↑このZ-LIGHTは家の中で使うにはどちらかといえば「大きめ」です。ですがアームがとても細いために、見た目の圧迫感がかなり減ります。
↑シェード内を覗いてみる。そうだ、肝心の電球がまだだった・・・
↑付属していたのはこれ。照明器具では定番のODELICのランプなんですね。消費電力が7.2Wなので一般的にいえば約60W相当のLED電球になると思います。
↑市販されている多くのLED電球と異なり、根元部分の樹脂パーツがシルバー色になっているのが特徴的です。光の反射具合などを考慮してのカラーリングでしょうか。
↑色は5000Kなので、ノーマルな白色です。
↑シェード内に取り付け完了。さっそく点灯させてみたくなりますが・・まずは各部のディティールのチェックを。
「Z-108N」いろんな角度からチェック
↑クランプへの差し込み部分です。電源コードがアーム内に格納されているおかげで、シンプルなシルエットが生まれます。
電源コードを保護する透明チューブが数センチ根本から出ています。長期間の使用でも安心できそう。
↑ひとつめの関節となる根本部分。
↑2つ目、中間の関節部分。電源コードがアーム内から出てきて、またアーム内に消えていきます。ここも透明の被覆チューブで覆われています。
↑アームの切り口・断面となる部分は半透明の樹脂パーツで覆われています。こうやってクローズアップしてみると、へぇ〜こんな作りなんだ・・と気づきました。
↑とにかく細い、シュッとしたアーム。大きめなサイズ感も、このアームの繊細なラインとシルエットでかなり中和されている気がします。
↑直線と曲線が美しく重なるシェード部分。とにかくシンプル・イズ・ベスト!
↑シェードのヒンジ部分にさりげなく入った「Z-LIGHT」のロゴマーク。
ここがリニューアル!新モデルと旧モデルの大きな違い「スイッチ部分」が新しくなりました
↑現行の「Z-108」シリーズをお使いの人なら「あれ・・?」と気づくかもしれません。
新モデル「Z-108N」と旧モデル「Z-108」の一番の違いはココ。スイッチ部分の形状が変更になりました。
↑電源をON・OFFするためのスイッチ。ここが「シーソースイッチ」に変更となりました。
↑その名の通り「シーソー」のように前後にパチパチと動く、よくあるタイプのスイッチです。
旧モデルは「ロータリースイッチ」が採用されていました。突起を左右に回すことでON・OFFする、つまみタイプですね。
賛否両論・好みの問題もあると思いますが、スイッチ部分の構造の変更が今回のリニューアルの最大の違いとなります。
逆にいえば、そこだけが違う・・とも言えます。
スイッチ部分については、もう一度最後で触れるとして・・この新モデルを実際に目の前にしてみて、初めて感じたことがあります。
「超スッキリ。」
旧モデルではシェード部分の上に出ていたスイッチの突起部分がなくなって、さらにスッキリとした見た目になりました!
実際に横から見るとスイッチ部分はほとんど目に付きません。
↑横方向からだとほとんどスイッチが見えません。うーーーん、シンプル!
超シンプルなシルエットがさらに強調され、もっと現代的になった感じがします。
↑どこから見ても、このカタチ。スイッチ部分の突起を減らし、このシンプルなシェードのシルエットがより洗練されて見えます。
↑スイッチ部分(上面)からはこんな感じ。
これは完全なワガガマですが、本体色に合わせて「スイッチ部分の色もホワイトだったら超ステキーー!」と思ってしまった。でも本体カラーごとにスイッチのパーツを生産しなきゃいけないし無駄なコストですね。。
といっても、ほとんどは横方向から見る機会がほとんどです。「スイッチの色がなんたら・・」とか言う前に、先ほどの写真のようにそもそも目に入りません。とにかく「シンプル」を一直線に追求した見た目です。
↑シェードの内側、電球側です。
↑シェード部分が二重になっており、薄いスリットが全周に見えます。
関節・アーム部分の可動範囲について
「Z-108N」はZライトに共通する使いやすさをきちんと継承しています。自在に動くアームと関節で、非常にスムーズに移動できます。
作業したいポイントにピタッと「明るさ」を持ってこれる快適さ。これこそスペックには表れない「快適さ・気持ちよさ・隠れた機能性」だなぁ〜なんて思います。
↑当たり前ですがシェード部(電球部分)の重みで下がってきたり・・・はしません。本体の重量と重力のバランスがちょうどとれており、軽い力でスイスイと動きます。
↑一番折りたたむ・低い位置にするとこんな感じです。
↑一番伸ばした状態・高い位置にするとこんな感じ。
↑直角に・・・作業範囲の真上からライティングが可能です。
↑シェード部分の可動範囲です。ほぼ90度で前方にまっすぐ向けることも可能です。背面から出ている電源コードが当たる感じです。こういうシチュエーションを想定して「透明の被覆チューブ」で保護されているのかもしれません。
↑同じく左右にも90度直角に「首だけ回す」ことができます。
実際に使う範囲では、ほぼ100%をカバーできるんじゃないかと思う可動域の広さ。いろんな角度から、好みの場所へスポットライトを当てることができます。
また実際に動かしてみて思うのは、やっぱりそのスムーズさ。気持ちよくスーッと軽々動いてくれるアームと関節の動きは、見えない心地よさで満足度を高めてくれます。
もしかして個体によっては到着時点では関節の動きが硬め・緩めだったりするかもしれません。また使用している途中で変化することもあります。そんな時は「専用のテンション調整ネジ」が用意されており、簡単に「締め・ゆるめ」ができるようになっていますのでご安心を。
↑シェードの可動域で気になるところがひとつ。内側にめいいっぱいシェードを曲げた状態です。
これは仕様上しかたない事なのですが、シェードの一部がこんな風にアームにあたってしまいます。
↑こんな変な角度で使うシチュエーションはあまりないと思いますが、激しく何度も当ててしまうと確実にキズになりそうです。キレイに使いたい方はご注意を・・。
わんぱくな子供部屋で長年使われたライトだと、もしかしたらガッツリと傷跡が残ってしまっているかもしれません。
関節部分の動きの調整。動きを柔らかく・硬く調整できます
先ほど触れた、関節部分の動きの調整についてです。
今回到着した個体は、特に調整の必要もなくすごくスムーズでちょうどいい動き具合でした。とはいえ「動きの硬さ」には作業環境によって人それぞれ好みもあると思われます。
そんな時は、使用中・思い立ったときに「パッと手軽に調整」できる仕組みとなっています。
↑上の写真はシェードの根本部分の関節です。この3つのネジが「調整用のアジャスター」を兼ねています。
構造のとおり、見てのとおりです。左側のシェードを固定しているネジはシェードの首の動きを調整できます。右側の上下2個組のアームを支えるネジでは、アームと関節部分の動きを調整できます。
↑これらすべてのネジは特別な工具なしで「コイン」などで調整できるようになっています。こういう小さな気配りの積み重ねが嬉しいですね。
マイナスドライバーでももちろんOKです。自分は実際にコインで回してみましたが、元々がガッチリ硬くしまっている訳ではないので簡単に調整できました。
同じ要領で、すべての関節部分を調整できるようになっています。あまりきつく締め付けると、ネジ周りの劣化や破損の恐れがあります。かといってユルユルにしてしまうと、重力に負けていつの間にかアームが下がっている・・・という現象が起きます。
以前Zライトの別シリーズを使っていましたが、使用しているとやっぱりたまに調整が緩んできます。1年に一度ぐらいですがちょっとだけ調整してあげる感じでした。
指はさみ防止パーツ。使う?使わない?
最初の開封時に唯一使わなかったパーツ「指はさみ防止パーツ×2個」を実際に取り付けてみます。
説明不要ですが、アームの間に指を挟まないようにするためのパーツです。お子さんが使う学習ライトや、小さな子供が部屋に入る恐れがある場合などは付けておくと安心かもしれません。
↑洗濯ばさみのような形状の透明の樹脂パーツです。Aの字に見えますが「A」の先端部分でアームが狭まるのを阻止して、指の挟み込みを防止してくれます。
↑パチンという感じでアームに取り付けます。場所は多少前後しても構わないと思いますが、上下各アームの「下側」につけるよう取扱説明書では指示があります。
↑「指はさみ防止パーツ」を取り付けた状態です。透明パーツで目立たない配慮がなされています。
↑アームを上にあげていくと、2本のアームが狭まっていきますが・・・この「指はさみ防止パーツ」の先端が当たる位置でアームの動きが止まります。
アームの動きを制限することで、アームの可動域が減ります。
極端に垂直・水平にアームを動かすことができなくなりますが、通常の使用ではそこまで困るような制限はかかりません。安全とのバランスをみつつ、使用環境と相談ですね。
ちょっと気になったところ。個体差?
開封してみて、ある意味イメージ通りで、いい意味で予想以上だった「Z-108N LEDデスクライト」。
最初はウキウキとそんな細部に気づかなかったのですが、少し後でこんな箇所を発見。
むむむ・・塗装のシワ
↑シェードの根元部分です。塗装の浮きのようなシワがあります。各アームのネジ周りも同様の箇所がありました。
塗装が削れた粉が落ちる(最初だけ)
また、動かしているうちに「最初のバリ」が取れたのか、「塗装が削れた粉」が机の上に落ちていました。
塗装については国産でも個体差があると思います。また塗装の粉が落ちていた件は、最初だけのようです。楽しくなってしまい自分がアームをグイグイと動かしているうちに「バリ」が取れたのかもしれません。
その後はまったく問題なく使えています。
塗装のシワは「ないほうがもちろんいい」ですが、目立たない箇所です。全体の仕上がりとしては特に気になる箇所はありません。
かなり細かく見て・・・の上記なので、気付かないで使っている人もたくさんいると思います。以上、「ちょっとだけ気になった箇所」を意地悪にほじくってみました。
「Z-108N」LEDデスクライトとしてはどう?点灯イメージ
ということで、まだ点灯した写真がありませんでした。こんなイメージです。
↑電球の箇所で触れたとおり、パッと明るい白色の光。ニュートラルで非常に見やすい明かりとなっています。
現在の一般に市販されているLED電球もかなり優秀になっており・・自分の目では違いが分かりませんが、配光のムラを感じることもありません。
↑色が正しくはっきりと見える、昼白色。読書や細かい作業もストレスなくできる十分な明るさだと思います。
↑PC作業の際にも、補助のデスクライトのニーズは多いようです。こうしたシチュエーションでは、画面に反射しないベストな位置へ「自由自在に調整」できるZライトのアームが真価を発揮します。
とりあえず撮影用にデスクの手前に取り付けており、変な設置位置ですね(笑)それでもアームの可動域が広いため奥側・側面から、好みの位置で調整が可能でした。
ほんと、どこにでも調整できちゃう!って感じです。ちょっと大柄にみえる全体のサイズ感も、調整域の広さに貢献しています。
↑パソコンの画面と照明は「映り込み」という点で相性が悪いイメージですが、正しい位置でライティングすることで目の疲れ・見やすさにも貢献できます。
実際に点灯してみて、こんなことに気づいた
↑スイッチ側からみるとシェード内の光が見えます。
昔は白熱電球しかありませんでした。今ではめっきり見かけないレベルに少なくなりましたが、点灯中の白熱電球は「かなり熱い」ですよね。
その熱を自然に逃がすために、こうしたデスクライトではスイッチ側(上面)への排熱が常に考えられてきました。LED電球時代になっても同じく、スリット状の設計になっています。
現在のLED電球も放熱が必要なのでこうした構造になるんだと思います。でも・・・いつか完全に発熱のない光源が開発された際には、このスイッチ面もツルッとシンプルな「ただの面」になるのでしょうか?70年の歴史があるプロダクトだからこそ、10年後・20年後の未来はどうなっているのか・・そんなこともワクワクと楽しみにさせてくれます。
↑LED電球なので熱くないです。白熱電球だったら火傷ものです。数十分点灯した純正LED電球ですが、思った以上に発熱は少ないようで、ほんのりとあたたかい程度。
発売当初の初期のLED電球(一個で4600円ってw!)は結構熱かった覚えがあります。いろいろ進化していますね〜
旧モデルとの大きな違い、スイッチの変更についてどう思いますか?
今回のリニューアルの目玉、スイッチ部分の変更について・・・最後に触れておきます。
ロータリー型もシーソー型も一長一短があり、やっぱり好みだよなぁ・・・という結論ですが、皆さんはいかがでしょうか?
↑新モデル「Z-108N」のシーソー型スイッチ。思ったよりも軽いタッチで、操作感は悪くないです。
見た目は新型スイッチで進化?シンプルになった見た目
見た目の点では今回のシーソー型スイッチになり、シルエットの凹凸が減りました。よりモダンに、シンプルにブラッシュアップされたとも言えます。
(とはいえ「見た目」は「好み」が大いに関わります。「いや、あのポッチがアクセントでいいんだ!」という意見もあるでしょうし・・)
操作感の違い
操作感の点では、ロータリースイッチの方がいい!という意見も多分にあると思います。でも実際に使ってみると、シーソー型スイッチのいい面が分かってきました。
「ロータリースイッチ」のいい所。アームのポジションを変えずに、ツマミだけを回してON・OFFの操作がしやすい?
「シーソースイッチ」のいい所。ツマミよりもざっくりと、1本の指だけでサッと操作可能?
今は手元にありませんが「ロータリースイッチ」も使ったことがあります。その上で使ってみて思ったのは・・・
- つまむ必要がないので、指1本で撫でるようにスイッチ操作ができる
- アームを移動させつつ電源ONするなら「つまむ動作」がない分、直感的かも(指一本をスイッチにかけつつ、他の指全体でシェードをつかんで移動できる)
という2点。
とはいえ「正直どちらでもいいんじゃないか・・」というのが実際の感想です(笑)
↑手の小さめな自分でもライトをつかむと、自然と指がスイッチに触れます。
実際に使って満足。部屋の中にあるだけで満足。思ったよりも気にならなかったサイズ感
スペックを見ただけでは「そんなもんかなぁ・・」と、大きさを想像しにくいデスクライト。
しかし、実際に届いてみると「思ったよりもデカっ!!」と思ってしまう「Z-108N」。
もともと工場用として設計されたせいか、または可動域の広さを優先しての絶妙なサイズ感なのか、いずれにしてもちょっと大きめ。
自分の場合は実物を見たこと・使ったことがありましたが、それでも最初は「部屋に馴染むかなぁ??」とちょっと心配でした。実際に置いてみないとやっぱり分からないのがインテリア関連全般の悩みどころ。
↑ちなみにこの机は120cm幅です。設置してみると意外と大きさを感じない!
本体カラーが「ホワイト」なのもプラスに。「壁の色」と馴染んで主張がありません。グレーと悩みましたが結果的に良かったかなと思っています。
↑長めのアームで机のどこで作業をしても、しっかりと好みの角度で照らせます。
↑スーッと動かしてみて・・・おお〜伸びる!って感じ。一番端っこでもOK。
↑もっとも多い机の中心あたりなら、アームの角度も余裕。手前に本棚やラックを置いてもライティングできそうです。
ちなみに電球は好みの「電球色」に交換してみました。作業的には純正の昼白色が圧倒的にみやすいと思いますが、部屋の雰囲気にあわせて市販のLED電球をつけました〜自分の使用では全然これでもOK!
↑構造的に苦手な根本部分もこんな感じで。設置位置を壁側に寄せてあるので、アームの動きが制限されますがそれでもこんな感じでかなり自在に動いてくれます。
「Z-108N」を買ってみて〜「やる気」がでた・・・だと?!
やっぱり手元が明るいといいですね。デスクライトの快適さを改めて感じました。
作業のための照明は「明るいだけ」ではダメだそうです。逆光だったり、コントラスト(明暗)ばかり強い環境だと、逆に目疲れしてしまいます。
見やすい角度からの、見やすい明るさ・・これって思った以上に快適でした。書類や手紙で細かい字を書くときも、よし書くぞ!というやる気がでます。
間接照明としても◎。いいアイテムは「気持ち」も上げてくれる
またおまけとして、間接照明的な使い方もできます。上下左右に軽々動かせるので、気分に合わせて自由自在。思った以上にほんわかとステキな雰囲気がでますよ〜
そしてなによりも、部屋の中に「これ」がいるだけでぐっと部屋が引き締まる気がします。もちろん美しいプロダクトの魅力もありますが「よし、なんかやるぞ!」という、根拠のないやる気が出てくる気がします(笑)
「見にくい・やりづらい・疲れる」に気付いていないケースも
作業のためのデスクライト、たかがライトです。ですが、実際使ってみると「すごく作業がはかどり」ます。つまり逆に「暗くて見にくい・・・」って意外と見えないストレスになってるんだな、と気付いた面もあります。
このライトがあるだけで、仕事が進む・机に向かいたくなる ・本を開きたくなる、そんな効果がある。。かもしれない(笑)のなら、もっと早めに買っとけばよかったなぁ〜と久々に満足なアイテムでした。
以上、国産デスクライトの定番、山田照明の「Z-108N」のレビュー&感想でした!
↓LED電球も付属・込みの価格です。それでこの完成度なら・・・買い?!
↓旧モデルです。新モデルへの移行で少し安くなって今が買い!
↓似たようなカタチと機能でコレ。値段の差で悩む??やっぱり良いものは違うんだよなぁ・・・。
↓Z-LIGHTのスタイリッシュなモデルならこちらが一番人気らしいです。