キャンプでの焚き火飯、BBQで欠かせないアイテム「トング」。
網の上に肉を置いたり、つかんでひっくり返したりする、アレです。
普通のBBQなら、ほとんどの場合使っているかと思います。
あの「トング」にもちょっとしたバリエーションがあって、実はこんなトングもあるんです!
自分のようにソロキャンプ〜2-3人のツーリングキャンプ、コンパクトなキャンパーの場合には、このトング、ものすごくおすすめです!
もくじ
キャンプやBBQで必ず使うのに、あまり語られることのない日陰な存在「トング」
日陰ですね・・・。検索しても情報は少ないし、アイテムとしてはかなり地味です。
一般にトングといって思い浮かべるのは、、たぶんこんな感じだと思います↓
ふつうのトング↓
The トング!
トングについては、突き詰めれば
肉をつかめればいいし、ただそれだけ。
機能もシンプル。
そして改良するも、そもそもが手のひらサイズなので限度もありそう。
超高機能にしてチタン製にして軽量化しました!って言っても、1万円のトングを買う人はごくごく少ないだろうし。
求められていないトングのニーズ(笑)
周りを見てみても、どれも似たような「The トング」を使っている人が多いようです。
でも、ちょっと違うトングもあるんです。
あれはあれで使いやすいシーンもあるので、優劣じゃなくて、こんなタイプもあるんです。
ということで、自分のお気に入りのおすすめトングを紹介します。
一度使って大好きになったマイ・トング!
自分も前は「the トング」を使っていました。
キャンプに慣れて、できるだけコンパクト系に道具全般を調整してゆく中で入れ替えるアイテムも多かったです。
その中で、トング・・もいいのあるのかな?と改めて検討することに。
そして今使っているのはこのトングです。
Todai 18-0 クレーバートング エコノミータイプというトングです。
焼肉屋なんかで、似た形を見たことがあるのではないでしょうか?
このトング、キャンプでも色んな意味で使えるんです。
【クレーバートング】ソロキャンプにおすすめな理由。無駄なくコンパクト
普通のBBQでしたら、あのノーマルな「The トング」でも特に不自由ないかもしれません。
ただ自分のようにソロキャンプ、ミニマムキャンプで持ち物をできるだけ軽量化・コンパクトにしたい!
と思っている方にはおすすめです。
カトラリーと一緒に収納・管理できるこのサイズ
見ての通り、この形状。
↑全体的にとにかくシンプル、コンパクト。
少しの差かもしれないけど、全体的に細いのがナイスな特徴に。細いがゆえに、筆箱のような形状のカトラリー入れに箸やスプーン等と一緒にしまっておけるのが個人的に◎。
重さは特別に軽くない
全長で約24cmほど。
トングとしては中ぐらいのサイズです。
小さいものだと18cmほどのもっと小ぶりなタイプもあります。
そのサイズのトングを使ったこともありますが、実際に使うと5〜6センチの違いですが火に近すぎて熱いです!
かと言って、これより大きい30cmクラスになると火ばさみ(炭バサミ)とほぼ同等になってきます。
このサイズ感が個人的にはベストです。直火の薪による焚き火でも違和感なく使えます。
そして重さは・・・
57グラムと特に軽くはないです。(トングとしては)
下記は↓
和平フレイズ 万能トング 小 ステンレス 日本製 味道 AD-183
というアイテムですが、サイズは同じ240mmで本体重量62gと記載されていました。
その差は数グラムで、ほぼ重量に差はない感じです。
シンプルな作り、これが特徴。
↑シンプルな一枚板のステンレス。
↑前から。凹凸も少ないです。後ほど紹介しますが、個人的にはこれがかなり大きなメリットになっています。
↑どこから見ても無駄なしともいえる、シンプルな形状。
テーブルが汚れない。置き場所に困らない。サッと取って、サッと置ける。考えなくて済むトング。
普通のトングにはない、唯一の機能ともいえるのがコレ!
最近では焼肉屋でも普通にみかけるようになったので、その便利さを体感している方も多いと思います。
食品に触れる先端が浮き上がって、衛生的に使えます。
この便利さって、以前の普通のトングに戻れなくないですか?
↑やっぱり、箸先のほうが持ち上がって置けるのが楽です。
キャンプ・BBQだと、何にしてもガサッと扱えるのが楽です。
トングをわざわざ立てかけたり、テーブルの端に置いたり、買ってきたお肉の発泡スチロールの上に置いてみたりしなくて済みます。
トングは頻繁に使うアイテムなので、サッと手元のテーブルにただ置くだけで済むのがナイス!めんどくさくないし、考えなくていい♪より眼の前のグリルに集中できます。(笑)
テーブルなしの超コンパクトキャンプ&野営でも、直接地面に置けるトング。
これはキャンプのスタイルによって全然関係ない方もいるかと思いますが、
ソロキャンプ〜バイクツーリング〜野営系でコンパクトに行く時は、そもそもテーブルを用意しないケースもあります。
ストイックに荷物を減らしたいときには、テーブルはやっぱり最初に削られるアイテムです。
地面に直接展開してグリルもしくは直火で調理する際には、荷物の置き場所も少し工夫が必要です。
そういうときって、何かと置き場所に困るんですよね・・・。
そんなときにも、先っぽが地面に触れない形状は便利!
手持ちの荷物や大きな石をテーブル代わりにして、その上にポンと置けます。
野営・ブッシュクラフトなどのレベルになると、そもそもトングなんて必要ない!ってケースもあるかと思いますが・・・自分は直火での網焼き肉も好きです(笑)
このトングなら、仮に地面に直接置いたとしても衛生的に使えます。そういうコンパクトキャンプの際には平らなものが少なくて、買ってきた肉のパッケージやまな板の上に置くことも多いですが、逆にまな板の方を汚さないという点でも衛生的です。
このあたりは使ってみないと気付かなかったです。。
BBQでの炭火焼き・焼き肉を徹底的に楽しみたい人へ。繊細な操作が可能な先細トング
そして通常のトングと大きく違うのが先っぽの形状。
使い心地の面でもここが一番の違いになってきます。
シュッと細いシルエットで、身近に使っている「箸」に近い感覚で使えるのが特徴です。
↑掴む部分。ギザギザが付いて、かなりのグリップ力があります。
ほとんど「おはし」に近い細長い先っぽで、正確に掴むことができます。
軽い力でしっかりとつまめる
また先っぽが細いために、同じ力でつかんでも、面積辺りにかかる力が大きくなります。
つまり、あまり力を入れずに軽くつまむだけで、ガッシリと強くグリップすることができます。
例えば、BBQでの焼き肉の際にお肉がアミにこびりついた時。結構強力にアミとくっついてしまっている時ってありませんか?
普通のトングだと、ズルっとすり抜けてしまって、何度もつまみなおしたりした記憶があります。
でもこの先細タイプのトングなら、普通の力でつまんで滑ってしまうということはまずありません。そのぐらいガッチリとお肉をつまめます。
逆に、柔らかいものは苦手です。
お肉系なら不便したことはありませんが、サンマをまるごと一匹焼いた時には工夫が必要でした。ひっくり返す時は身を崩さないように、ヘラやスプーンを併用しました。
すごく柔らかいものをつかむ時だけ、通常のトングの方が面積が広く有利です。その点では他のギア同様、万能ではありません。
対象物を確実に、楽につまめる
先細のトングはお箸のようにしっかりと先っぽが見えるため、単純な話でとても使いやすいです。
単純にお肉をひっくり返すときも、端っこの方を掴んで確実に動かすことができます。
例えばですが、すぐにバラバラになりがちな脂身の多いカルビ肉などでも、少し手前の赤肉部分をつまんで・・・と箸感覚でつつくことができます。
通常のトングでは比べ物にならないぐらい、正確に扱えるので、肉や野菜をつつくのが楽しくなります♪
どのくらい楽かというと、、、
お米粒もラクラクつまめる感じです。
↑お箸でもちょっと大変な米粒を・・・
↑トングなのでお箸より断然楽につまめます。お米粒を確実に狙って・・・
↑細かく正確に扱うことができるんです!
普通の形状のトングだと、どこらへんを掴んでいるのかよくわからない・・という感じがあると思います。
そういう、まどろっこしさが全くなく、ズバッといけるのが快感です。
↑お米のような細かいものでも、好きなように扱えます。
ピンセットのようなトング!
片付けも簡単!ソロで最小限BBQでも。洗わないトング。
そんな米粒をつかむような細かさはいらないよー!
という意見もあるかもしれません。
実際に使ってみると便利で心地よいのですが、まあたしかに、普通のトングでもなんとかなります。
でも、さらに!
このトング、取り扱い・片付けも楽なんです。
先にも書きましたが、通常のトングは凹凸やミゾや可動部があって、とにかく複雑な形状になっています。
このトングのいいのところは、シンプル is BEST!
使用した後の掃除・後片付けが想像以上に楽なんです。
トングの掃除どうしていますか?自分は拭くだけでOKに
油やススまみれになるトング、洗剤とスポンジできれいに洗いすすぐことができればベストかもしれません。
自分の場合は水道が使えない場所でキャンプすることも多く、洗剤を使って洗うこともめったにありません。
このトングの場合には、除菌シートで拭くだけですませてしまうことがほとんどです。
これは清潔感の好みもあるので人様々ですが、いずれにしても清掃もしやすく清潔に保ちやすいシンプルな形状がメリットを発揮します。
↓こんな、油とタレにまみれたトングですが・・・(家なのでフライパンで使いました)
除菌シートでふくだけで
↑簡単に、すっきりきれいになります。
↑無駄な凹凸がなく、ヒンジ部分もないため、汚れにくい&汚れがたまりにくい&清掃しやすいという、いいことずくめ。
自分のように適当な人は、拭くだけで十分にOK!衛生面で気になる人も、普通のトングよりも断然楽に清潔に保つことができます。
実際にバーベキューグリルで使用すると、根元の方まで盛大に油ハネがあったりします。
ツルンとフラットな形状なので、右・左とキッチンペーパーや除菌シートで拭き上げれば簡単に綺麗にできます。
↑油たっぷりの豚ロースを焼いた時も・・サッと油を拭き取れます。
野営キャンプなどの際には、まず洗う場所もありません。
キャンプ場などでも、キッチンペーパー的なものや除菌シートで十分にきれいにできますので、余分な事をせず、楽に済ますことができます。
衛生面で気になる方は、次回使用するときに熱いグリルの上で数分置いておけば、どんな方法にも勝る最強の除菌になります。
使用してすぐのすばやい撤収時にも、楽に簡単に
トングってどこにしまっていますか?
鉄板や火ばさみ等の汚れもの系と一緒に管理するという人もいるみたいです。しっかりとキレイに掃除できないからかもしれません。
このぐらいシンプルなトングだと、スカッとキレイになりますので、箸やスプーンなどの食器類と一緒にしまうことも可能です。
実際に自分はお箸などスノピのスクーと一緒にしまっています。
簡単にキレイにできて、清潔に収納できることは、荷物の少ないソロキャン、ツーリングキャンプ、野営キャンプなどにも圧倒的に有利です。
サッと拭いてキレイにして、ガサッとザックに突っ込めます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トングって、、、火を使う野外の調理においては欠かせない便利な道具だと思います。
通常のトングでも十分に事足りるケースも多いと思いますが、ソロキャンプやコンパクトに荷物をまとめたい時など、こういうタイプのトングを使ってみると、
これだーー!!!ってシンデレラフィットするかもしれません。
野営など、使用環境がハードであったり、洗い物が難しいケース、面倒くさがりの人など(笑)複雑でないシンプルさが最大限のメリットになると思います。
↓シンプルな形状と持ちやすさ!
↓ブラックモデルが追加になっていました!最近色んな商品で、今まで無かったカラバリが増えている・・・こっちが良かったなぁ!!
なかなか、この良さを伝えるのが難しいのですが、なるほどーと実際使ってみてこの便利さが伝わると嬉しいです(笑)
とはいってもシンプルな機能のトングなので、似たようなカタチだったらたぶん同じ感じだと思います。
もしどこかで使う機会があったらぜひ試してみてください!
野外で焼く楽しみ、グリルをつつく楽しみが2倍になります。
地味ですがより炭火焼き・BBQが楽しくなる、野営・ソロキャンで使えるトングの情報は以上でした 🙂
↓スノピからも似た形状で出ています。これはこれでシュッとしたエッジの効いていてカッコイイ。スノーピーク推しでアイテムを揃えている人ならやっぱりコッチでしょう。近所のアウトドアショップでは今だに見かけません。