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ファイルメーカーのバックアップ定番スクリプト。日時を自動で入れてバックアップできるスクリプト!

2016年10月2日

ファイルメーカー初心者-tips

ファイルメーカー初心者-tips

 

FileMakerのバックアップスクリプト

ファイルメーカーはバックアップが大切です。前回ファイルメーカーには保存という概念がないと書きました。保存しなくても、勝手に保存されるということです。なので、「あっヤバイ!」と思ったらもうアウトとなります。ですので必ず事前に「名前を付けて保存」として、別ファイルに保存する必要があります。

ですが毎回手動で行うのも面倒です。また前回の保存ファイルを上書きせずに別名をつけるのもいちいち手間がかかります。

住所ファイル.fmp12
住所ファイル_1.fmp12
住所ファイル_2.ffmp12
住所ファイル_3.fmp12
住所ファイル_4.fm14


 

面倒なバックアップ、でも必ずしておきたいバックアップ。

まず、できるだけ作業を簡単にすることで「あ、今バックアップしとこうか」とこまめなバックアップによる安全対策を行うことができます。何事も面倒だとだんだん、まあいいかと手を抜いてしまうんです、人間は。

それをスクリプトで、ワンクリック、ワンボタンで簡単にできるんです。
ファイルメーカーを初めてしばらくは上の方法でイチイチ保存していました。保存とか書き出しとかは、データベース内ではなくて管理する自分側の作業のイメージがあり、まさかスクリプトが使えるとは当時知りませんでした。

知れば知るほど、いろんな事ができてしまうFileMaker。保存はもちろんですが、ボタンひとつで自由な名前を付けて別名保存してくれます。

自分がFileMakerを勉強し始めたばかりの時、「一番先に教えてくれよ~!!」と思ったバックアップスクリプトの書き方を紹介します。

ファイルメーカーの保存。 自動でファイルをバックアップしてくれるスクリプト

スクリプトは下記の感じです。

説明するまでもなく、とてもカンタンです。各ステップは右側にあるステップ一覧の中にあります。おまけで名前をつけて保存した後に「保存しましたよ」というダイアログを出しておきます。小さいファイルなら保存は一瞬で済んでしまうので何度押しても気付きません。ダイアログが出ると「しっかり保存できたな」と安心できます。

 

1. 変数を設定

2. 名前を付けて保存

3. カスタムダイアログを表示(おまけ)

 

スクリプト全体はこんな感じです。

FileMaker-バックアップスクリプト

 

「別名で保存」するときの「ファイル名」をまず変数で設定します。
ここでは例として下記のディレクトリに保存しています。実際に自分の保存したい場所をそのまま書き換えます。

バックアップファイル名のあとにタイムスタンプ(日時と時間)を自動で付けてくれる!

 

FileMaker-バックアップスクリプト

ディレクトリ場所とファイル名のあとにごちゃごちゃと関数がついています。

これにより年月日と日時~分や秒までをファイル名の後ろにくっつけます。

なので繰り返し何回も保存したとしてもファイル名が重複することがありません。あとで見返すときも、あの時のあの状態だな、と時系列で確認できます。手動で行うのは手間だし不正確だし、なによりそこに時間をさくのはもったいないですよね。

変数を設定

"/D:/ファイルメーカーバックアップ/ファイル名_" &Filter(GetAsText(Get(タイムスタンプ));"0123456789") & ".fmp12"

 

 

関数の動作について、詳しくは公式ヘルプを参照してください。

ファイルメーカー 公式ヘルプ

http://www.filemaker.com/help/13/fmp/ja/html/func_ref3.33.58.html
GetAsText

http://www.filemaker.com/help/12/fmp/jp/html/func_ref2.32.25.html
Get ( タイムスタンプ )

 

 

「名前をつけて保存」ステップを追加

右側のステップ一覧から「名前をつけて保存」を探し、追加します。

その際に下記のように

「出力ファイルの指定」 にチェックを入れます。

そして出力ファイルの指定ボックス内には下記のように記述し、先ほどの変数の内容が入るようにします。

file:$本体データ保存ファイル名

 

FileMaker-バックアップスクリプト

 

適当にボタンを作って、先程のスクリプトを指定します。
これで完成です。

 

FileMaker-バックアップスクリプト

 

無事に保存できたでしょうか。たったワンクリックで、ファイル名の最後に日時がついた複製ファイルをカンタンに保存することができました。

filemaker-backup_script11

 

ファイルメーカーを始めたばかりの初心者で、いろいろ試したい、あれこれ試行錯誤中という方、ぜひバックアップを忘れずに。まずはこのスクリプトを3分で作って、その後の時間と手間、安全を買っておくのはいかがでしょうか。

スクリプトになれないうちは作成したスクリプトが思いもよらない動作になってしまい焦ります。違うレコードを上書きしたり、対象外だと思ったら対象のレコードを操作してしまってたり。。自分だけかもですが(汗)

ほんとうにカンタンに保存できて、このスクリプトを作ってからは自分自身、何度もバックアップに救われました(笑)
不慣れなときはもちろん、慣れた頃にも、バックアップは忘れずにしておきたいものです。

 

 

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