コンパクトキャンプ

キャンプ・防災に。シングルバーナーのNO.1定番「ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」総合レビュー

2019年7月21日

キャンプ初心者が一番最初に買いたいアイテム、シングルバーナーの定番「岩谷ジュニアコンパクトバーナーCB-JCB」のレビューレポです。

CB缶(カセットガス)を使用するバーナーの中では一番安くてもっともメジャーなモデルになっています。

キャンプ・車中泊・アウトドア・防災まで、持っていて損はない定番バーナー「CB-JCB」

岩谷のジュニアコンパクトバーナーは、キャンプをはじめた最初の頃に買ったアイテムのひとつ。

キャンプやアウトドアに興味を持った時に「まず思いつくもの&初心者におすすめされるもの」といえば、やっぱりバーナー(コンロ)です。本格的なキャンプ飯はもちろんですが、青空の下でお湯を沸かし飲むコーヒーの味は格別です。また夜釣りの冷える夜、手元のこじんまりとしたコンロは最高の相棒です。

つまり、なんというか「ガスバーナー・コンロ」ってアウトドアのロマンです(笑)

そしてこの小ささ!折り畳み機構により、想像以上に大きく&小さくなるギミック感満載の仕組みになっていて、コンパクトに収納できます。外箱の時点で350mlのアルミ缶とほぼ同じ。

↑定番と言われる理由のひとつは、CB缶で使用できるから。カセットボンベ=CB缶が使えるため、どこででも燃料のガスが手に入ります。コンビニでも最近では普通に置いてありますよね。お鍋のコンロに使う、あれです。

ガス一本あたりのコストパフォーマンスも最高で、1本あたり100円程度で購入できる激安なアイテムもあります。すごくざっくりとした感覚ですが、登山などにも使える「OD缶」と比べると半分以上の価格差がある気がします。あくまで例えですが「都市ガス」と「プロパンガス」ぐらいのイメージでコスパがいいのは間違いありません。

付属ケース【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

↑ケースはこれ。色合いもアウトドアに似合う落ち着いたグリーンでいいですね。かなり強く落としても割れる気がしない、ABS素材のような頑丈な樹脂ケースです。

↑バーナー本体が入っています。他のアイテムの場合「ケースが不要だったり」「サイズ感に不満があり別のケースに入れ替えたり」なんていう場合もあります。

このジュニアコンパクトバーナー CB-JCBについては「ケースごと持ち運ぶのがベスト」かも〜と思えます。形状的にもジャストフィットしており、コンロの形状もほぼスクエアなので、あまり無駄もなく「まあこうだよな」と納得です。

↑バーナー本体はこんな風に折りたたまれてケースに入っています。最小サイズ状態です。

折りたたみ状態【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

↑ジュニアコンパクトバーナー、横から見た感じです。ガス缶を接続する穴とブラケットが見えます。350ml缶と比べても、このサイズ。思ったよりもやっぱり小さいです!

↑ゴトクも足部分もそれぞれ反対側に上下方向にたたまれています。

↑パッと見て説明も不要かと思いますが、こんな風にゴトク部分をくるりと上に回して展開します。あんなに小さくコンパクトだった固まりが、無駄なく美しく広がるのは感動のギミックです。変形ロボみたいなこういうの、大好きです(笑)

↑ゴトクをすべて広げた状態です。すぐにでもコッヘルを乗っけたくなる、いつものバーナーの姿になりました。

全体のイメージといろんな角度から【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

↑カセットボンベ(CB缶)を接続した状態です。例によってスーパーとかで売っている廉価なボンベを使っています(笑)一本あたり100円ちょっと・・・たった100円で数時間は余裕で使えるコスパの良さは、やっぱり色んな意味で最強です。

↑側面から見た状態です。ゴトク部分と同じく、足の部分もしっかりと広がっています。ボンベ自体も支えになるので、小さいながらもかなり安定します。比較的大きめの鍋でたっぷりのお湯を沸かしても、安心して使うことができます。

↑ガスの調整ツマミ側です。見た目通り+とーの表示がありますので、左右にひねるだけ。また「IWATANI」のロゴが中央に見えると思います。その左側が点火スイッチになっています。このスイッチをカチリと押すだけで火花が飛び、着火できるのでライターやマッチは不要です。

点火から、弱火〜強火まで簡単に調整でき、迷うこともないシンプルな設計になっています。

↑ガス缶とその大きさを比べても、コンパクトなのがわかります。まさに手のひらサイズですね。

ガスに着火!点火してみます【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

早速点火してみます。同じくカセットボンベ対応の「ソト(SOTO) レギュレーターストーブST-310」は色んな意味で押しにくい位置にスイッチがあるのですが、このジュニアコンパクトバーナー CB-JCBは断然押しやすいです。

スイッチの左右をつまむカタチで押し込めるので、ガス&バーナー本体が動くことなく安全に点火できるのは、考えられた設計だなーと思います。誰が見ても分かりやすい表示の調整つまみ。そしてレイアウト的にも点火スイッチと並んでおり、初めて使う人でも操作に迷うことはなさそうです。

防災関連の推奨アイテムとしてこのジュニアコンパクトバーナー CB-JCBがかなりの頻度で掲載されているのも納得です。細かい箇所を含めて、万人が使いやすい設計を感じます。

その意味ではキャンプ等で子供たちに使ってもらう際にも安心です。大人の見守りは必要ですが、「初めて自分でバーナーを点火してみる経験」はきっとワクワクですよね〜♪「自分のお湯は自分で沸かしてお茶を飲む〜」は子供なら絶対に嬉しいアウトドア体験ですね。

ガスのツマミを回しわずかにガスを出しつつ、点火スイッチを押してみます。パチン!という音と一緒に・・・

↑点火!キレイに青い炎が立ち上がります。あとはツマミでガスの強弱を好みの状態にセッティング。

↑室内で使う分には気付きませんが、バーナー着火部分が角丸の四角形に囲まれています。これが風防となり「風からガスの炎を守ってくれる」役目を果たします。

野外では何かしら風が吹いている事がほとんどです。不意な強風で火が消えてしまう(失火)を防いでくれる風防は、実用的にはとても大事な存在になります。風が強い日には「風よけをしないとまともに使えない」という状況も普通にあります。

もちろん100%ではありませんが「なにもないモデル」よりも確実に風への耐性があり、アウトドアでの安心感があります。これにプラス、別置きのウインドシールドがあれば完璧です。

鍋を置いてみたイメージ【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

↑キッチンに転がっていた適当な鍋を置いてみました。実際の使用シーンを考えて水を8分目入れてあります。

興味で、ガス缶を外した状態で載せてみました。バーナー本体の足だけで自立するため、ガス缶がついた状態より不安定になっています。が、想像以上にきちんと安定。

ガス缶なしでも、本体の足だけで意外としっかり自立してるんだな〜と発見がありました。実際にはガス缶がついた状態で使用するため、さらに安定するハズです。

三本足なので、実際に使う野外のシーンでも安定してくれます。デコボコの砂利の上や折り畳みテーブルのガタついた平面でも、三点支持でガタツキなく使うことができます。

↑アウトドア用のアイテムではないため、少し大きめの鍋ですがゴトク部分の凹凸がうまくフィットして安定して置けました。

↑いろいろな大きさの鍋・コッヘルを使うと思いますが、凹凸がエッジにフィットしてより安定できる設計になっています。さすが!

まとめ:手のひらサイズのコスパ・品質ともにオススメな定番ガスバーナー!【ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB】

ということで、今更ですが〜買った当時の写真でレビューしてみました。

実際に使ってみると、これだけ定番と言われている理由がなんとなく分かる気がします。もっとコンパクトで軽量で、といったアイテムもあります。が、いい意味でスタンダード&汎用性を重視したガスバーナーだと思いました。

万人が使いやすい設計、無理のないサイズ感、カスタム等なしでも全く問題なく使える安定感、など優秀な点はいくつも挙げることができます。

さらにガス製品メーカーの重鎮、岩谷産業(Iwatani〜イワタニ)の名作であることもポイントです。小さいとは言えやはり「ガス製品」です。ガス漏れや火災・事故の危険が常につきまといます。安心の日本製であり、老舗メーカー設計の定番モデル。そして「名作」と言われる看板商品ならではの安心感はやっぱりあるかもな〜。。

「まさに手のひらサイズの巨人!」と大げさに言えてしまうほどの魅力あり?

そして何より!安い!おまけにコスパもいいときたら…

選択肢の多いシングルバーナーの中でも飛び抜けた知名度です。そして長年の人気を保っている理由は、実際の実力にあるのは間違いありません。

そしてさらに追い打ちをかけるのが、、、安い!シングルバーナーの中でも一番安いぐらいのコスパの良さ。確かにこれだと「逆に買わない理由が見つからない」ですよね・・・。

安さは防災にも優しい。災害時の備えにも?

「安さ」が人気の理由?!なんて疑ってしまう前に、まだ持っていない方はとにかく一度買ってしまえば納得です。キャンプ等でメインに使わなくても、この超コンパクトなサイズで防災用・非常時用として重宝します。使わない時は車に常時積載しておいても気にならないサイズです。家の防災用リュック・玄関の下駄箱にも入る手のひらサイズの備えになります。

2018年、大雨により各地で大きな被害があり、大規模な停電がありました。ウチも一晩ちょっとですが停電し、キャンプ用のランタンで夜を過ごした記憶があります。

自分も最近ではOD缶一択になりつつありますが、非常時にはやっぱりCB缶が役に立ちます。防災系カタログにもシングルバーナーならやっぱり定番の「ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」が掲載されている率が非常に高いです。

「キャンプはもちろん、日頃の備えのために」〜なんて理由をつけて、家族に内緒で今更ながらに買ってみても後悔しないド定番のガスバーナーです(笑)以上、岩谷ジュニアコンパクトバーナーの紹介でした!

↓超定番のシングルバーナー。そして安心の国産であり、コスパ良し。初心者ならまずはこれで間違いなし。

↓純正じゃありませんが、こんなアイテムが出ていました!

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