キャンプの汚れ物、泥がついた外の道具、ちょっとまとめたいガチャガチャした小物。ぜ~んぶポイッと収納できてしまう万能な収納袋、「土嚢袋=どのう袋」!
もともと砂利や土を入れて使う、土木用のアイテムです。よく大雨・洪水なんかの時に家の前や地下鉄の入り口に積み上げられているあの袋です。これがアウトドアでもスゴイ大活躍してくれています。
汚れ物の収納にゴミ袋・ビニール袋を使っていて、ガサガサとなんか見た目がなぁ・・という時。土嚢袋なら見た目も悪くなく、繰り返し使えます♪
キャンプ&アウトドアに〜「土嚢袋」の使いみち
キャンプ・アウトドアの汚れ物などを、ガサガサと収納するのに便利です。「専用の袋に戻すには汚いので一時的に保管したい」「小物を突っ込むダッフルバッグ的に」「重いものや尖ったものなど、ビニル袋だけだと不安なアイテムの外袋として」そんな使い方ができます。
例えばですが、こんなもの↓
- 雨に振られたタープ
- 泥がついたグラウンドマット
- 後で改めて手入れしたい濡れたフライシート
- 炭や油で汚れがちな革手・軍手
- 抜いた後の土が付いたペグ
- ガイライン
- トング・炭バサミ・調理周りの小物
- 汚れた調理器具・コッヘル・フライパン・ダッチオーブンなど
- 残りの炭(箱を捨ててビニル袋のまま土嚢袋へ)
- 残りの薪
ゴミ袋だと見た目が悲しい。→いい感じの色合いの土嚢袋があるんです
↑土嚢袋と言うと、工事現場で見かける白いやつをイメージしていましたがこんないい色合いの袋に出会い即買い!
安くて手軽なゴミ袋。自分もキャンプ・アウトドアの際にはなんにせよ必携です。ですが見た目がイマイチ。そしてガサガサと安っぽい音が(笑)
そして大人数の片付け時には最悪、別の人がゴミと間違えて捨てられかけてしまったり。バーベキューの時など経験ありませんか??
アウトドアにぴったりな丈夫さ。破れたり、裂けたり、そんな心配のいらないタフな収納袋。
またビニール袋は重い物を入れて持ち運ぶと、カドが破れたりします。油汚れや水浸しの品はビニール袋を使うしかありません。しかし、そのまま口を縛って持ち運ぶと重さで破れてしまい結局二重に入れ直したり。そんな時にもビニール袋ごと土嚢袋にいれれば、直接重さがかからずに破れる心配が少なくなります。キャンプのフィールドが砂利や石だったりすることもあります。ビニール袋を直接置くと、石とあたって小さな穴が空いたりします。土嚢袋に入っていれば、何度か持ち運び・移動しても安心度UPです。
↑重い石や砂利をそのまま放り込む用途の土嚢袋。頑丈さは言うまでもありません。尖った石などでカンタンに破れないような、引き裂きに強い素材になっています。調理器具周りなど、なにかと鋭利なエッジをもったキャンプ道具も安心して放り込めます。
キャンプサイトでご家族を見かけたのですが、45リットルのゴミ袋(ビニール袋)に、油まみれのトング・コッヘル・フライパン・小さな焼き網etc...を入れ、口元を縛って車まで運んでいました。ビニール袋がピーンと伸びて、トングやらフライパンの取っ手が今にもビニールを突き破る勢いで突っ張っています・・・。これを土嚢袋のような伸び縮みしない大きめの袋に入れてあげれば、もっとスムーズですよね。
ということで、ビニール袋の代わりに・またはビニール袋と併用して土嚢袋を使うと、荷物の持ち運びや取り扱いが楽になります。自分はマットグリーンの土嚢袋を使っています。最初は工事現場で見かけるただの白い土嚢袋をイメージしていましたが、これなら良いじゃん!と。少なくとも見た目の収納もいい感じになります。
キャンプ用品の収納袋としても。スタッフバッグがわりに。
小物入れにも使えます。自分の場合は、どこに分類すればいいか分からないようなゴチャゴチャとした外回りの道具を一式入れてあります。
↑手袋とかすぐに使うガイラインとか、刷毛とか。あと行方不明になりがちな着火剤(文化たきつけ)もここに入れてあります。
-
[着火剤]文化たきつけ・ベスターの容器・保管どうする?溶けるビニル袋対策の末〜
キャンプ小ネタです。着火剤でお馴染みの「文化焚き付け・ベスター」の容器や保管方法ってどうしてます? 最初は知らずに普通のジップ袋とかビニル袋に入れてしまい、、、 ...
続きを見る
↑ただの袋なので、良くも悪くもシンプル。自分はぜんぶ見える方が好きなので、収納は家もアウトドアも小分け収納はあまりやりません。袋を開ければ、何が入っているか一目瞭然に見えるのが好き。
↑折りたためばただの布。何枚か持っていってもかさばりません。ゴミ袋・完全な汚れ物用のビニール袋とセットで持っておくと◎。
「土嚢袋」がキャンプやらに相性がいい理由
先ほども出ましたが、土嚢袋はもともと土砂を入れる袋です。土に砂に、砂利に瓦礫に。なので尖ったものが当たっても多少のことでは破れにくい、相当に頑丈な素材でできています。
金属製が多い調理器具周りや、スコップ、ペグ、ハンマーなどはピッタリかと思います。丈夫な素材なので、重量にも耐えられます。このサイズの袋に土砂や砂利をいれたら軽く15キロはオーバーする結構な重さになるはずです。自分は持っていませんがダッチオーブンなどの重量級の荷物でも余裕のはずです。
↑サイズ感のイメージ。土嚢袋も多少サイズのバリエーションがあるようですが、土砂を入れて持ち運べる限界のサイズとしてこのぐらいのサイズが多いようです。
専用の袋を決めて、焚き火で使って底面が真っ黒になったコッヘルやフライパンなどを入れてもいいかも。
【番外編】泥・土・雨上がりのサイトに。臨時のレジャーシートにも
レジャーシートというかグラウンドシートというか、荷物を置くための仮のシートとしても使えます。
ザックでキャンプサイトに到着した後、とりあえずザックを降ろすと思いますが。キレイな芝生でしたらいいですが、湿った土や泥っけのある草地に、直接ザックを降ろすのはさすがに気がひけます。ということで、到着してすぐに取り出せるサイドポケットに入れておけば、臨時の荷物置きシートとして役に立ちます。
専用のシートがあればもちろんベストです。ですが、いざという時には袋として2役をこなしてくれる無駄のない持ち物になってくれます。最悪、ものすごく汚れてしまった場合は捨ててしまうという手があるのも、土嚢袋の良いところです。
↑そんなにサイズは大きくないですが、メインのグラウンドシートを展開するまでの臨時の荷物置きとして。ザックやダッフルバッグ、コンテナ、クーラーボックスなどを汚さずに置く、簡易的なシートとなってくれます。
↑荷物のすぐに取り出せる場所に一枚忍ばせておけば何かと便利です。
さっきのように荷物を汚さないグラウンドシートとして、なにか手荷物が増えたらズタ袋として、そのままゴミ袋としても。マルチに使えるのがいいトコ。
土嚢袋の優しいトコロ…価格。安いからこそ遠慮なく使える!
もともと現場で使う資材ということで、安いです。
だからこそ、遠慮なくマルチに使えるのが土嚢袋の最大の魅力ともいえます。散らかりがちな小物入れに、鋭利なアイテムの保護袋として、仮の持ち運びに、そしてゴミ袋として。汚れ物が何かと多いアウトドアと相性がいい理由は、ズバリその廉価さ。
このレポートを書いた時点で、下記の土嚢袋は25枚入で590円でした。一枚あたり23円。
最初は「土嚢袋??」あの白い土嚢袋がイメージに浮かび、あれかーー・・・ってピンと来ませんでした。が、実際に使ってみると一石二鳥以上に様々な用途に使えて、もう手放せない存在です。
残りの炭・薪の入れ物。残ったバーベキュー用炭の保管方法として
キャンプの時に使う定番のBBQ用の炭。6キロとか10キロとかで売っていますが、だいたい使いかけになると思います。中身が減った炭を入れておくには箱のダンボールはかさばります。また一度使用するとダンボールも泥が付いたりと、何かと汚れます。そんな時に土嚢袋。ダンボールは処分して、中の炭が入った袋だけを土嚢袋に納めれば、万一袋が破れても二重になっていますし、何かのカドにぶつけて袋が破れる心配も減ります。そして「バーベキュー炭(火持ちアップ!)」などと書かれたパッケージを見ないで済みます(笑)見た目もスマートになり、容量も小さくなり、安全に持ち運びできる!
薪も同じです。使いかけの薪をガサガサに入れても、まったく穴が開きません。むしろナイフで切ろうとしても切れる気配のしない頑丈さ。薪や炭の入れ物としてだけでも、土嚢袋は超優秀といえるのではーと思います。
キャンプとアウトドアはもちろん、釣りや自転車・山菜採りまで、外遊びの相棒として是非どうぞ!以上、キャンプ小ネタのレポートでした。
↓黒も人気みたいです。自分の緑色の土嚢袋はホームセンターで見つけて買いました。Amazonでもいくつか取扱があるみたいです