アルミコッヘルのフタが簡単に開いてしまい、イライラしたことありませんか?基本はコッヘル本体の上にフタが乗っているだけ。カパカパです。収納時には本体とフタ部分が外れて、ガチャガチャ〜ガタガタと収納袋に入れたとしても外れていることが多々あります。ちょっとモヤっとしませんか??
ちょっとしたカスタムで、コッヘルの本体とフタがピッタリと閉まり、扱いが楽になる方法をレポートします!調理時にもしっかりとフタが閉まるので安心です。
アルミコッヘルのフタがすぐに開いてしまう。例えば手持ちのsnowpeakのトレック900
アウトドアをやる方でしたら、必ずひとつは持ってるだろうコッヘル類。特にアルミ製の本体&フタがセットになった「標準コッヘル?」とも言える1000cc前後のコッヘルは超定番となっています。
いろいろなメーカーから出ており、下記の他にモンベルなどが有名かなと思います。自分はスノーピークのトレック900を使用しています。一番最初の頃に買った、思い出のアイテムでもあります。
このアルミコッヘルって、すぐにフタが開いてしまいませんか?
収納時は本体とフタを合わせて収納袋に入れるように、専用の袋も付いています。が!基本的に本体と蓋はユルユルです。噛み合う構造になっていないので、ちょっと斜めにすると普通に外れてしまいます。だからこそ収納袋にいれて持ち運んで、という事なのかも知れません。
↑純正の袋でもしっかりと紐を引き締めないと、緩んでしまいフタと本体が開いてしまう。ガチャガチャとしてモヤッ!
↑純正の袋って使いやすいですか??自分はあの柔らかいネット状の袋に入れるの自体がめんどくさく、全く使っていません。コッヘルや調理関連をまとめた袋に入れておくのですが、油断するとすぐこんな風にコッヘルが開いてしまいます。
本体と蓋がピッタリとハマればいいのに…なんで?
取り出すときにも、使っているときにも、フタと本体がピタッとハマってくれたらなーーーと思ったことが何度もあります。最初に購入して使い始めた頃はそうは思いながらも「コッヘルってこんなもんか」と思いながら使っていました。
でも!
ちょっとしたカスタムで、コッヘルがしっかりと閉まるようになり、ストレス無く扱えるようになります。
アルミコッヘルのフタと本体を固定する、プチカスタム
このスノーピークのトレック900ですが、基本は本体にフタが乗っているだけです。何も固定する要素がありませんので、カパカパです。
その本体とフタ部分にちょっと手を加えて、フタと本体がぴっちりと閉まるようにしたいと思います。
コッヘルのフチ部分を少し歪ませて、出っ張りをつくりロックする
用意するものはペンチだけです。しかもかなりザックリでいいので細かい技術は必要ありません。
カパカパと開いてしまうフタ部分のフチを少し変形させることで、本体と噛み合うようにします。柔らかい金属であるアルミだからできる、アルミコッヘルならではのカスタムになるかと思います。
具体的にはこんな風にフチをペンチで挟んで、内側に歪ませます。
↑フチを浅くつかんで、内側に出っ張らせる。その出っ張りで本体と引っかかるようにする。
↑ちょっと内側に凹んでいるが伝わりますでしょうか?アルミは柔らかい金属です。思ったよりもカンタンに変形できますので、やりすぎに注意です。
↑一箇所でやっていた頃がありますが、2箇所の方がいいようで、最近は対角線上の2箇所を凹まして使っています。
↑こんな、わずかなヘッコミでもOK。本体側にうまく引っかかってくれて、本体と蓋がピタリとしまるようになります。
コッヘルのフタと本体がピッタリと閉まる
この2箇所を軽くへこませることで、本体とピタリとハマるようになります。アルミコッヘルは使用ごとに少しずつ歪んでたりします。お手持ちの状態で実際に調整しつつ、ちょうどいいハマり具合をお楽しみください(笑)
↑少し凹ますだけで、本体とフタがピタリと固定されます。
↑ピッタリと本体と蓋がくっついています。
↑先ほどの225グラムのOD缶が入ったままですが、逆さにしてもこの通り。中身が落ちてくることはありません。フタと本体がちゃんとハマって、気持いいです♪
登山派もキャンプ派も。コッヘルのプチカスタムで幸せになれるかも
こんな感じでコッヘルのフタと本体がハマるようにプチカスタムできました。
多くの方が使っていると思われる一般的なODガス缶を収納した場合も、先ほどの写真のように逆さまにしても出てこなくなり、大変便利です。
アルミコッヘルは使っている中で意外とカンタンに歪んでいたりします。自分のコッヘルも使用ごとに熱なのか外的要因なのか、フタの嵌め合いが強くなったり緩くなったりします。時間が経つと使用ごとに広がっていくのか、全体的には緩くなっていきます。たまに改めてペンチでちょっと曲げてあげると復活します。
↑実際に外で使ってみても、片付けも煮炊きの際も使いやすくなりました。(上の写真もプリムスのOD缶とバーナーが入った状態です)水・お湯を入れていて、万一横に倒してしまってもフタがついていれば被害は最小限に。すぐに起こせば、中身がほとんど残っており救われます。
ハマり具合をちょっときつく設定した時の開け締めのコツは、凹みの片方を先にひっかけて、それからしめるようにor開けるようにすることです。ちょっときつくしても凹みの場所を意識して開けるようにすれば、ストレスなく取り扱いができます。なので凹ます場所は、取っ手の部分とその対角線など、分かりやすい場所にしておくと便利です。
逆さにしてもOD缶が落ちてこない、「ぴったんコッヘル」カスタム、コッヘルのフタを気持ちよくハメるプチカスタムの紹介でしたー!
↓定番のスノピのコッヘル、トレック900、自分も最初に買いました。一時期は品切れするほどの人気ぶりも。
↓ペンチにもブランドがあるって知ってました?フジヤ〜様々なジャンルの本当のプロに愛されている工具ブランドです。一発、数千万の精密機械をつくる部署に務める先輩から教えてもらいました。100円均一の安物とは本当に違います。ずっと使うものだから「一生モノ」と呼ばれる工具を1000円ちょっとで。自分もフジヤのペンチで揃えました。ちょっとした面倒な作業も、やってみるか!と楽しくなる魔法の工具ですw