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実際使える大人の高級ボールペン!ビジネスにPILOTのRiDGE(リッジ)をレビュー

2019年8月15日

RiDGE(リッジ)高級ボールペン 女性 シンプル

日々のビジネス・仕事場のお供に、実用派として機能面もバッチリな「日本製の高級ボールペン」の良さ!

海外ブランドもカッコいいデザインが沢山ありますが、実際に使ってみると書き心地がイマイチ・・なんてこともあります。

ジェットストリーム好きの自分でも納得!な『実際に使える』大人の高級ボールペン「PILOT製 RiDGE(リッジ)シリーズ」のレビューです。高級感のある外観と、気に入って使っている理由を日頃の感謝を込めてレポートしてみました。

パイロットの高級ボールペンRiDGE(リッジ)シリーズ

パイロットから出ている地味に人気な高級ボールペンシリーズ「RiDGE(リッジ)」というシリーズです。

その中でも4色+0.5ミリのシャープペンを内蔵した 「フォープラスワン リッジ」というタイプを使っています。型番では「BTHRF1MR」というタイプになります。

フォープラスワン リッジの概要

品番 BTHRF1MR
定価 10,000円
サイズ 最大径φ 12.7mm 全長 140mm
機能 細字0.7mmボール(黒・赤・青・緑)
0.5mmシャープ
操作 回転式

ということで、スペックだけみるとあまり凄さが分かりませんが、実は地味にスゴイやつなんです!

4色+1ボールペンの凄み

最近は文房具も様々な進化を遂げており、多機能・多用途の付加価値をつけることでものすごい事になっているアイテムも見られます。とはいえ、あんまり機能が付きすぎても大きく・野暮ったくなってしまうのが残念なポイントです。

が、しかし!このリッジシリーズに関しては4色+シャープペンという機能を備えながら、驚くようなスリムさが実現されています。

とても5色も入っているとは思えない、ごくごく普通のサイズのボールペン

多色ボールペンにありがちな色付きのノックボタンもなし。あれがあると一気に実用感・日常感が増してしまいます。が!これも回転機構による切り替えにより、すべて隠されている状態。見た目には普通のボールペンにしか見えません。

ジェットストリームの4色ボールペンなんかは、結構な太さになっています。使い心地を維持しつつ多色の切り替え機構を小さくすること、ペン自体を細くするのが難しいことを物語っています。

ところが5機能を内側に秘めながら、サラッとしたこのシンプル・スリムなフォルム。文房具店で多色ボールペンをいろいろと物色しましたが、やっぱりこれが一番細いといってもいいぐらい、スリム・シンプルに設計されていました。

パイロットの高級ボールペンRiDGE(リッジ)の外観

シンプルでエレガントな見た目も特徴です。先ほども触れましたが、多色機能を持ちながら見た目は超シンプルなただのボールペン。そして5種類の芯(シャープペンを含む)がこのスリムな細さの中に含まれているのが驚きです。

自分はコテコテのゴールドですが、メッキ部分がすべてシルバー&モノトーンのモデルもあります。最後に写真がありますが、そちらはさらにシンプル&ミニマムです。

↑パット見はシンプルな一色ボールペンに見えるスリムさ。やりすぎない適度な派手さで高級感がにじみ出るデザインとなっています。

デザインの秀逸さに1票。シンプルイズベストの国産ボールペン

この辺りは、無駄に変な方向で派手にしがちな(某モデルのどでかいクリスタルをつけたりとか)国産モデルのデザインの悪いところを見事に回避し、シンプルなデザインに収まっていると思います。

近くで見るとゴールドカラーが目立つ気持ちもしますが、実際に手にとって使用してみると意外と目立ちません。そして机などをはさんで対面から(第三者の目線から)見た場合は、「ペン」は意外と面積が小さく目立たないことが分かります。

広い面積でしたら間違いなくモノトーン・シルバーなどでまとめたくなりますが「ペン」に限っては特殊なパターンで、多少派手でも目立たないのが不思議です。絶対的なサイズが小さいこと、かつ自分の手で握ってしまい、さらに見える面積が減るという特殊なアイテムとなります。

その意味を踏まえると、多少派手でも実際に使ってみるとちょうどいいかもな〜と気付くのが面白いです。実際に海外の高級舶来ブランドは総じて派手目なイメージがあります。そのあたりも汲まれているのかな〜と使ってみると感じます。

↑これ以上削る所がないんじゃないかと思う、シンプルなフォルムと装飾。この実直さにとても好感がもてます。

↑天面部分のこの形状も好きなポイントです。いかにもノックできるシャープペンを思わせる形状はありません。

シンプルな見た目から繰りだされる、MADE IN JAPANの高機能!

↑各カラーを使用してみた状態。

ペンの上半身を回転させることで、各カラーが繰り出す仕組みになっています。多色ボールペンにありがちな色付きのノックボタンが無い代わりに、ペン先に色が少しついているので、何色のボールペンかがすぐに分かります。

シャープペン状態の場合、、ノックはどうするの?と気になります。普段から見かける、お尻(てっぺん)にカチカチとノックするボタンがついていたら、かっこ悪くなってしまいそうです。が、ここも美しく解決されています。

↑シャープペンのモードにした場合のみ、ペン半分ごとノックするスタイル。それ以外のボールペン使用時は一切動くこともなく・ガタツキもありません。まさに精密な作りです。

使い慣れたシャープペンのスタイルとは違い、最初は「えっ?」と思うかもしれませんが、使いにくさは全くなし。一見すると、どこがノックできるのか見た目では全然分からないレベル。デザインと可動部をうまーく調和させてあります。

この細さで4色、さらにシャープペン機構を搭載できた奇跡。その意味は?

高級に使いたいボールペンにシャープペンはいらないでしょ?と思っていました。でもシャープペンには特別な意味があります。そう「消せる」というシャープペン・鉛筆ならではの特権です。こればっかりはどんなに逆立ちしてもボールペンでは代用できません。

例えば「お客様に捺印してもらいたい箇所を示す」とか「仮情報としての書き込み」とか。用途は少ないですが、どうしても鉛筆を使いたいシーンがあるかと思います。

これは人それぞれかもしれませんが、相手から預かった書類については「心遣い??」であえてシャープペンを使う人もいるとか。渡された書類へ「受け取った直後から、ボールペンでガンガン書き込み」すると、大事にしていない印象もあるそう。バリバリの営業マンの先輩に教えていただきました。

シャープペン、そう言われれば大事かも?

何ソレふーん、って最初は思いましたが、たしかに単純に「自分が書き間違うかもしれない恐れ・リスク」があります。大切な書類であればあるほど、ボールペンを使わない理屈としては一理あります。慎重さと謙虚さでエリを正せば、シャープペンを使っておく理由がたしかにあります。

結局は使う人のシチュエーション次第となりますが、ボールペンが仮に10色あってもシャープペンの変わりにはなりません。普段は使わないにしても「シャープペン機能」がついていることで、ぐっと活躍の幅が広がります。常に予測不能な日々の現場で、いつかきっと「あってよかった〜」と思う時が・・くるかも??

↑モレスキンの小型ノートと。お硬いビジネスから、日々の日常業務までさりげなくこなせるこの外観。

スリムで無駄のないデザインが、他を差し置いて優れています。まさにシンプルイズベスト、を思い起こさせてくれる1本。万年筆ような風格ももちながら、この多機能さ。

ボテボテと野暮ったくなりがちな日本製デザインの中でキラリと光る一品。そしてその機能性はまさに国産でしか到達できない領域だと思います。

パイロットの高級ボールペンRiDGE(リッジ)の書き心地

海外製の高級ブランドボールペン。見た目はいいけれど、書き心地はイマイチ・・・というケースも少なからずあります。

気になるパイロット リッジの書き心地はどうでしょうか?

嬉しいことにこのシンプルな見た目のリッジシリーズも、パイロットのお家芸「アクロインキ」を採用しています。

このアクロインキは三菱で言うジェットストリームのようなもの。筆記時の抵抗値が従来の油性ボールペンより約34%軽減しているというペン先や、インクの粘度を従来の1/5に抑えた新開発のアクロインキにより、軽々とした書き心地が実現されています!!

↑どうかな〜〜!とドキドキの初書きでしたが、驚きの滑らかさ。ジェットストリーム・・にはごく僅かに及ばないかもしれませんが、十分に滑らかな質感。滑るような独特の感触は文字を書く楽しさを加速させてくれます。

またこれは自分の感触ですが、紙に吸い付くような一体感があり、気のせいかもしれませんが文字がうまく書けるような書き心地です。

回転機構で実現されたシンプルな見た目。回すだけで快感なこの機能に骨抜き!

何回か触れていますが、このPILOTのリッジシリーズのシンプルな見た目は回転機構により実現されています。いくらかっこいいデザインにしても、各色のノックボタンがついたら、いかにも日常的なビジュアルになってしまいます。

それを避けるため、ペンの上半身を回転させることで中のペン先を変更できる機構となっています。下記のGIFアニメーションの感じです。

↑こんな風にペンの上部を回すとペン先が変わります。この感触がまた、見事!言葉で表せば「シュコっ!」という感じで心地よく、ごく僅かな力で回転できます。

ボールペンのブラックからシャープペンまで、各色を本当に軽い力で回していけます。そしてこの回し心地が「美しい」という設計者の意地を感じる使い心地。無駄に何周も回したくなるような、心地よい感触を実現しています。

適度な引っ掛かりと、切り替わった時の「コリッ」とした感。こればっかりは触ってみないと伝わらないと思いますが、使う人の「感覚」まで考えたような、心地よい回転機構はまさに見事としかいいようがありません。

無駄にずっと回したくなってしまうような、流れるようにスムーズで、かつ切り替わり時には吸い付くようなセット感がたまりません!

[まとめ]高級ボールペン、日常使いの1本なら国産もオススメ!

海外製のブランドボールペンもいいなぁ〜と目移りしてしまう自分ですが、使ってみて初めてハッと目が冷めたこのアイテム。

国産の緻密な加工・設計と、使い人の心地よさまで考えた開発者の気心を感じる逸品でした。実際にペリカンやモンブランと比較しても、ボールペンとしての機能は誇れるレベルだと思います。

また、数で言えばかなりのユーザーに愛されているPILOTのアクロインキの高性能さのメリットも享受できます。

安心の日本製、そして書き心地も保証付き。5本のペンが入っているとは思えない、緻密な設計から生まれたスリムボディ。まさに国産の多色ボールペンのフラッグシップにふさわしい存在です。

日々の仕事で時短・便利を感じる多色ボールペンの強み

外国カーディラーなどでは、契約の際のボールペンは少しいいものを使ってくれてたりします。一瞬だけ使う「決めのシーン」など、契約の際の決めの1本なら多少書き心地に難があっても海外ブランドのカッコいいボールペンもありかと思います。

しかし、実際の日常使用ではブラック一色では物足りません。様々なメモシーン・打ち合わせの中では「カラー」が非常に役に立ちます。「マークしたい部分、変更・削除の部分、後ほど要検討の箇所」など、カラーボールペンを使うことで効率的・かつ楽になるシーンが多々あります。すべてブラック一色で済ませられればいいのですが、そんな一本筋なシチュエーションは少ないかもしれません。

「未定あり・折衝あり・修正あり・納期あり・必須ポイントあり!」のビジネスの現場においては、筆記用具として最低3カラーは必須かなと個人的に思います。もちろんブラック一色でも行けないことはありません。ただ人間の知覚としてカラーは大きな意味を持っています。やはり大切な場所や変更の箇所が、レッドやブルーで示されることで一瞬で理解ができます。

ボールペンのカラーで時短・ミスなし・効率UP、そしてノンストレス!

カラーを使うことにより、間違いやミスを無くし、一瞬で内容を理解できます。また「ここは削除だな」「これは確定事項!」「これは後日確認しよう」など、色がつくだけでずいぶん見るのが楽になります。

各色のカラーを使うことで自分自身の理解もごくスムーズに進むのが不思議です。後で見るのもラク、ミスも減る、サッと大事な所に目がいき時短&ノンストレス!

個人的にはですが、ビジネスのシーンでは最低3色のボールペンは欠かせないと思っています。その意味でもこの子が今だに第一線で活躍してくれている理由だと思います。

結論:「高いけど、買ってからさらに価値が増す、半一生モノのボールペン」

多機能で、流れるように書きやすく、疑うほどにスリムでミニマムなボールペンをお探しなら、まさにPILOTのリッジシリーズがまさにヒットすると思います。

他の国産メーカーと比較しても十分過ぎるほどメリットがある一本かと思います。

シンプルでごく僅かに曲線と丸みをおびたデザインは、大人の働く女性にもオススメできる高級ボールペンです。手の小さい人にとってはボディが細身なのが持ちやすくて嬉しいポイント!

熱く語ってしまいましたが、万能にかつスマートに使えるビジネスボールペンとしてPILOTのリッジシリーズを是非体感してもらいたいなーと1ユーザーのささやきでした。以上、PILOT製リッジシリーズBTHRF1MRのレビューでした!

↓写真と同じ、華やかなゴールドタイプはこちら

↓シンプルなモノトーンもあります。こちらもさりげないですが、手にした時の高級感はピカイチです。

↓ボールペンを使うなら避けて通れない道、ジェットストリーム(笑)

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