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鼻うがい液どうしてます?[食塩水orサーレ]鼻洗浄剤「サーレ」のメリット

花粉症や風邪などの一時的な不調や、副鼻腔炎や後鼻漏などで悩んでいる方ならおなじみの「鼻うがい」。その「鼻うがい液」の中でも定番かつコスパよく使える専用の鼻洗浄剤「サーレ」に注目してみました。

サーレは「ハナクリーン」という鼻洗浄器のために作られた鼻うがい液です。状態としては粉状で、使い方は「適量の水に溶かす」だけ。それだけで浸透圧が整えられた「鼻うがいに完璧な洗浄液」が完成するというアイテムです。

実はこの使いやすい洗浄剤は「ハナクリーン」で使わなくても、単体でも活用できます。鼻うがいをする時の準備・使い心地など「食塩水」と「サーレ」の違いをまとめてみました。

鼻洗浄剤「サーレMP」「サーレS」の2種類があります

この「サーレ」には2種類あります。「サーレMP」と「サーレS」です。

その違いは単純に「内容量」です。サーレMPは約300ml、サーレSは約150mlの鼻洗浄液を作ることができます。

↑青いパッケージの「サーレMP」とグリーンの「サーレS」。1包あたりの容量は3gと1.5gとなっており、中身は本当にごく少量です。市販の胃薬と同じか、少ないぐらいのイメージです。

↑サーレの中身を出してみます。

↑地味なことですが、パッケージはどこからでも切れる「マルチカット」タイプとなっています。どこからでもサッと開けて、ササッと使えます。毎日使うものなので、こういった部分でストレスなく使えるのはとても楽です。

↑量が少ないので、出す際もほんとに一瞬です。

↑サーレMPとサーレSを出してみました。

サーレMPで300mlほどの洗浄液ができます。イメージですと350ml缶の8分目ぐらい。これだけあれば、左右でたっぷり使っても十分に鼻うがいできます。最初は「たったこれだけの粉で、大丈夫なの?」と思ってしまうほど、十分な量を作ることができます。

「鼻洗浄剤サーレ」を詳しく見てみる

少ない方のサーレSです。こちらは「ハナクリーンS」という、小型・簡易な鼻洗浄器の容量にあわせて作られているそうです。

少ない方のサーレMPです。こちらは「ハナクリーンα」「ハナクリーンEX」という2モデルの本格タイプの鼻洗浄器専用とされています。

サーレの成分は何?

気になる「サーレ」の構成成分ですが、ズバリ「塩」だそうです。

パッケージにも内容成分として「塩化ナトリウム・メントール・ペパーミント」と記載されており、「塩化ナトリウム=塩」とのこと。結局は塩水なんですね〜!

そして、一緒に入っているメントールとペパーミントですが、これは鼻うがいの不快感を減らしてくれるおまけの成分となっています。

↑サーレを近づいてよく見てみると、四角い結晶っぽくなっています。塩の結晶??おかげで、粉末のように「舞ってしまう」こともなく、サラ〜と容器に収まります。また、袋の中に残ってしまう感もほぼゼロなので「最後にトントン」といった動作も不要です。

地味ですが、日々の無駄なストレスがなく、とても嬉しいです。開けて、入れて、水!という流れるようなアクションで鼻うがい液を作成できます(笑)

「鼻洗浄剤サーレ」をハナクリーンで使うと、さらに超簡単に

最初に触れたように、元々は「ハナクリーン専用」として用意されています。ただの粉末で水で溶かすだけですので、他の容器・鼻洗浄器で使っても全く問題ありません。自分も最初試した時はドラッグストアで買った「ハナノア」の容器で試していました。

ですが、試行錯誤しつつ結局「ハナクリーン」自体を使うようになりました。すると、あら・・・やっぱり専用っていいじゃん!!と感動。「普段のチマチマした作業」が相当ラクになってしまう、ちょっとしたギミックがありました!

↑ハナクリーンで使う場合には「サーレ」専用の目盛りがあり、計量はまったく不要。サーレ一袋をササッと入れたら、あとは目盛りのラインまで水で薄めるだけ。

この線までいれるだけ。温度も濃度も、考えなくていいカンタンさ

それだけでもカンタンなのですが「温度」の調整もサポートしてくれる「水」&「お湯」の目盛りもあるんです。

鼻うがいをする時は冷たい水は使わないですよね・・・やってみると違和感と不快感しかありません。。鼻うがいには体温に近いお湯がやっぱり必須となります。

水とお湯(熱湯)を混ぜて作る場合、ハナクリーン容器の側面についている「温度目盛」が役に立ちます。水とお湯のおおまかな混ぜ具合の目安がひと目で分かるようになっています。

↑「C」のラインまで水を入れます。

↑そこに熱湯を入れていきます。ティファールでお湯を沸かしました。

↑温度の加減を見ながらですが「H」のライン付近までお湯をいれると、ほぼ体温に近い温度になるという仕組みです。

季節ごとにベースとなる水の水温が違うので、完璧に目盛り通りとはいきません。が、適温付近で知らせてくれる「温度計」がついていますので安心です。この温度計がかなりリアルタイムに反応してくれるので、水とお湯での調整はかなりカンタンにできます。

最初から42℃付近で給湯設定をしたお湯が使える環境ではあまりメリットはないかもしれません。ですが「水+お湯」で調整しているケースでしたらこの目盛りがあるだけで、かなりラクになるのではないでしょうか?

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鼻うがいに使うなら「食塩水」と「鼻洗浄剤サーレ」、どっちがいいの?

と、結局思ってしまうのですが、自分も数年以上は「食塩水」で鼻うがいをしていました。結論から言うと、塩水でもジャストな濃度で設定できれば痛くない鼻うがいが可能です。

↑塩水を薄めて、ちっちゃいハナノアの容器で無理やり使っていた初期の頃。

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とはいえ、主な成分だけを見れば「サーレ」もただの塩水といえます。なにが違うの?どう違う?

塩水をやめてサーレに落ち着いた理由・メリット

しかし、下記の理由から「ちょっとでもラクをしたい」「鼻へのストレス・鼻うがいの不快感をなくしたい」場合はサーレを少しだけ試してみてもいいかもしれません。

  1. とにかく、ラク。入れるだけ、濃度の調整なし
  2. ただの塩水より、ちょっと心地いい
  3. 地味な部分ですが、速攻で溶ける・完璧に溶ける

1.については、説明不要かと思います。自分で塩水を作っていた時は「水に塩をその都度入れる」から改善して「濃い塩水を作っておいて、それを割る」で使っていました。ですが、結局濃度は毎回かなり違ってしまいます。多めに作って味見しながら薄めて使う、という作業が必須でした。

その点、サーレは本当に一瞬です。サッといれて300/150mlで薄めれば完璧な状態になってしまう、この手軽さ!一度使うと戻れなくなってしまうもので、今から塩水でチマチマと調整して・・と思うと気持ちが萎えます・・

2.ですが、メントールとペパーミントの成分のせいでしょうか?濃い目に作った洗浄液を使ってみると、どことなくいい香り・鼻通り?がし、ただの塩水よりも「数値で表せない部分の快適さ」があります。

自分の思い込みかもしれませんが、鼻うがいをした際の感触が、サーレのほうが「まろやか」に感じます。塩水を使っていた際にはその辺で売っていた(そして料理で使っていた)塩を使っており、その塩がマズかったのかな〜と今更ながらに思いました。いずれにしてもサーレの方が快適なのは間違いなく、わざわざその「塩」と改めて比較するのも不毛なのでやめておきます(笑)同じ塩水のハズですが・・個人の感想でした。

3.ですが、地味に便利な部分です。サーレは水に一瞬で溶けます。自分の場合は塩の種類もあるかもしれませんが、ただ水を注いだだけでは粒が残っており、いつも軽く振ってから使っていました。

毎日、ストレスなく続けるために

自分も最初はハナノアでスタート、その後「塩水」調合をしばらくやって、現在に落ち着きます。実はかなり初期の頃にサーレを使ったこともあったのですが、当時は、楽天かどこかのサイトで送料を掛けて買った記憶があり「買うの自体がメンドクサ!」とうやむやになってしまい、存在自体も忘れて月日が経ちました。今ではAmazonでも定番商品になっており、ほとんどの方は送料無料で翌日に届く時代です。

今、あらためてサーレを使っていますが「ホント楽だわ〜・・」と恩恵を感じています。

何事もバランスですが、このカンタンさに比べてのコストが、想像以上に安いのもサーレがおすすめな理由のひとつです。1日1回の使用として「サーレS」でしたら1ヶ月あたり約500円ほど。

塩を足したり薄めたり、鼻が痛い!!とチマチマするぐらいなら、たったのワンコインで便利さと快適さと時短が手に入ります。

鼻うがいに慣れていないほど、カンタン・不快感が少なく、色んな意味で続けられる要素の多い「専用の洗浄剤」を使ってみてもいいかもしれません。

↓サーレのS、小さめのコップ1杯分ぐらいを作れます。50日間、毎日使ってもこの価格

↓気にせず使える多めなら。ハナクリーンα・EXを使っていたらこちらですね。

↓専用のハナクリーンを使うと、サーレのメリットを最大限に感じられます。簡易版のSでもOK!

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