無印良品の「脚付マットレス・ポケットコイル・スモール」をレビューしてみました。無印の脚付きマットレスは何度かリニューアルを繰り返してきましたが、2019年の現時点で最新版のモデルです。
商品名として(スチールメッシュ・洗えるカバー)と記載があるタイプで、ベッドの裏面が旧モデルのウッドスプリングから「スチールメッシュ」になったタイプです。
無印の脚付マットレスは2台目ですが、昔のタイプと比べるとかなり進化しており、「アイテム・モノ」としてもさらにいい感じになっていました。
そんな脚付きマットレスのスモールサイズを買いましたので、商品ページには載っていない裏面とかマットレスの内側などを覗いてみました♪
もくじ
無印良品 脚付マットレス スチールメッシュタイプを届けてもらった
引っ越しに伴い、脚付きマットレスを購入!今回はサイズを「スモール」にしてみました。ちなみにマットレスの種類は通常の「ポケットコイル」です。「高密度ポケットコイル」という最高級版もありますが、価格でいうと1万円ぐらい高くなります。
もともと使っていたシングルは自分が使い、今回のスモールは奥さんが使うとの事。少し横幅が小さいだけでシングルサイズのベッドと見た目は変わりません。
「開梱設置・包材持帰り」サービスは必須です
無印のネットショップで購入し、配送サービスを利用して自室に設置していただきました。注文時に選べる項目として「開梱設置・包材持帰り」という付帯作業のオプションがあります。500円ぐらいです。たった500円で梱包材の撤去、設置までやってくれるという大サービス。
どうしても自分で開けたいんだ!というケースではない限り、注文の際には忘れずにチェックしておきたいオプションです。
下の写真は配送業者さんが帰られた直後の写真です。この状態でポンとベッドを置いていってくれます。脚部分のパーツもクルクルと回すだけとはいえ、付けていってくれます。ありがたい限りです・・・。
↑なぜか和室にポツンと置かれた、寂しげなベッド。
↑取扱説明書のみ、ベッドの上に置いていってくれました。
スモールサイズのベッドって使える?使えない?
一人暮らしをしていたときから無印良品のベッドの「スモール」サイズが気になっていました。何かと狭くなるワンルームで使うにはスモールサイズもいいかな、とかなり悩みました。
そうとう悩んだ挙げ句「寝る時=くつろぐ時」ぐらいはゆったりしたいなーと、やっぱり無難にシングルサイズを選びました。自分はわざわざソファを置く考えはなかったので、ソファ兼ベッドという考えもあり、まあ実際にいい感じで使えていました。
という思い出の?スモールサイズを改めて部屋の中で見てみると、絶妙なサイズ感!!という感想です。
↑店頭でも何度も見てみた、寝てみたスモールサイズ。店舗だとやっぱり小さく見えたけど、家の中で見ると想像以上にちょうどいいサイズ。
シングルサイズは横幅98cm、スモールサイズは横幅83cm。サイズとしては15cm小さいです。部屋が15cm広く使える!と思うか・・・15cmゆったり寝れると思うか・・・自分の好みとの相談ですね。
実際に部屋の中に置いてみると、わずかな差なのに奥行きの圧迫感がなく、とてもスマートに見えます。
ワンルームを広く使いたいならスモール、いいかも
一人暮らしのワンルームという想定で、広く・スマートに見せたいならまさにズバリです。さすが無印良品ともいえる、ワンルームのために考えられた絶妙なサイズ感となっています。もし今ワンルームに住むとしたら、こっちのスモールを選んでいたかも。
むしろ、なにも気にせずに見ていたらシングルだと思いこんで、スモールサイズということに気付かないかも。
↑同じ無印のシングルサイズを使っている方なら、脚の幅がちょっと狭くて「あれ??」って違和感を感じるかも。
↑実際に寝っ転がってみても、まあ寝るには十分です。もちろん大の字では寝れませんが、シングルでもそれは同じ。寝れるソファと思えばデラックス。
無印良品 脚付マットレス スチールメッシュタイプの裏側
ということで、早速最新版のスチールメッシュタイプの脚付きマットレスを観察。
スチールということで、重量がだいぶ重くなったのかなー。引っ越しの時に大変かな―?と心配もあったのですが、そうでもありませんでした。スモールサイズということもありますが、体感的には大きな違いを感じませんでした。むしろベニヤ板使用の旧版の方が重い気がしてきます・・。
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↑裏面です。スチールメッシュです。全モデルはここがウッドスプリングだったんですよね・・・。それはそれでメリットがあった気もしますが、スチールメッシュにすることでマットレスじゃなくて布団でも使用が可能になったのはいいと思います。
↑メッシュ部分に引っ掛けるような形で、マットレスカバーが留められています。どの場所でも留めやすく、メッシュの形状が合理的にいかされていますね〜
↑この留め具はマジックテープになっており、手でめくると簡単にベリベリと開閉できます。
中身はどんな感じ?ベッドカバーを開けてみる
そして、なんとなく気になるベッドカバーの脱着をしてみます。マジックテープの留め具を角の方からいくつか外していくとマットレスが出てきます。
自分が使っていた旧バージョンのマットレスは、お世辞にも「いいもの」とは言えない感じでした。コストの低いボンネルコイル仕様はいいにしても、中身の構成は最低限。みるからにザックリとした作りだったのでちょっとびっくりしました。(昔は1万円前半台で売っていましたので値段相応ですね〜無印良品が悪いわけじゃないと思います)
↑不織布に包まれたマットレス本体が出てきます。特にマットレスの中身まで解体して確認はしませんでしたが、内側にも十分なクッション材が入っておりちゃんと「マットレス」になっていました。ポケットコイル仕様ですし、独特の沈み込み感も相まって、座り心地・寝心地はすごいいいです。
↑これがベッドカバー部分。しっかりと厚い素材で、クッション効果も持っています。ネーミングにもなっていますが「洗える」カバーというのがいいですね。
↑マットレス本体の不織布部分。市販のマットレスに比べると不織布って・・・と思ってしまいますが、専用の商品なのでいい意味でのコストカットと思っておきます。このマットレスを別のベッドで使おう〜なんてこともないでしょうし。
↑フレーム本体のコーナー部分です。ここだけプラスチック製となっており逆に安全でいいと思います。脚をぶつけたり、部屋の中での搬入・移動で壁にぶつかってもダメージが少なそうです。
フレーム本体も梨地仕上げ(ザラザラとした手触り)のホワイトの塗装でとってもいい感じ。見えないところまで無印良品感があってナイスでした。
洗濯したと想定して…ベッドカバーを取り付けてみる
取り外せるベッドカバーの脱着は本当に簡単になっていました。昔のタイプはカバーの全周がぐるりとマジックテープになっており、ベッドフレーム側にもマジックテープがついており、なかなかに苦労する方式でした。
↑旧バージョン(ベニヤ板仕様・・・)は底面に一周マジックテープが貼ってありました。しかもホチキス釘でガンガンと打ち付けてある男気な仕上げです(笑)そして、めちゃくちゃ力が必要です。前後左右に体重をかけながら全力で引っ張ってマジックテープにフィットさせるという、大仕事でした。
それに比べたら、なんてスマートになったんでしょう・・・
最新版のスチールメッシュタイプはまさに進化。全体で12箇所ぐらいをマジックテープで止めるだけ。しかも、かるーい力でベリっと。
↑メッシュの内側に通して、
↑留め具自身のマジックテープに止めるだけ。
↑ピタッ!と完了。一応、ベッドカバーがシワなくピンとなるように引っ張る力を加える必要がありますが、これも楽。フレームに引っ掛けることでテンションがかかり、位置の調整もしやすかったです。
ある意味、完成?見た目は変わらない「足」部分
ここだけは進化も退化もなく、そのまんま。脚付きマットレスの「脚」部分はいつもどおり。長く使っているとだんだんズレてきて(結果剥がれた)フェルトのシールも同じです。見た目は同じですが、目に見えない粘着力等は、もしかしたら進化しているかもしれません。
↑長さを選べる脚付きマットレスの「脚」。この長さのラインナップもここ10年弱ぐらい変化なし、昔買ったタイプと並べても違和感なく使えます。
実際に旧バージョンの脚付きマットレスと並べて使っていますがまったく問題ありません。長く使える、変わらない形。こういうところは無印良品の安心感ですね。
見た目では分からない仕様変更。ネジの仕様が違うので注意
ただし、脚自体のネジは共通ではないので注意が必要です。脚付きマットレスの話の際には必ずでるポイントで、無印良品のネットショップでもかなり分かりやすく(強調して)書かれていますが、旧バージョンの脚とはネジの仕様が違います。
新しいモデルは「M8」というネジの仕様です。以前のモデルのネジは「5/16インチ」となっており、共通して使えません。実際使う中でそんなに困ることはないと思いますが、「足の長さを替えたいな〜」「そうだ、子供の使わなくなったベッドの脚だけもらっちゃおう〜」なんて時には注意がいるかもしれません。
↑新しいM8ネジ。昔の脚付きマットレスを使っていて、脚の長さだけ替えたい〜という時が一番注意かも。
無印の脚付きマットレス、まとめ
やっぱり新しい物はいいですね〜無印の脚付きマットレス、旧バージョンを使っていたからこそ、新バージョンの良さを余計に感じます。。
旧バージョンからの進化を感じます・・
↑ベニヤ板モデル。素材がベニヤなのはいいですが、その他見えない部分もすごくラフな作りです。カバーをかければ見えないのでOKとも言えますが、ギリギリのコストカットが伺えます。
↑ホチキス釘でバンバンと打ち付けられたままの、ストイックな仕上げです(笑)見えないから・・いいんだけど、やっぱり最新のモデルは中も外も気持ちいい。スマートになりましたね!!
モノとして愛せるという意味では、革新的に魅力が増したと思います。
見た目が変わらない
旧バージョンも新バージョンも、見た目は同じです。完成されたスタイルということで、これは嬉しいですね。シンプルな形なので今後も大きく見た目が変わることもないと思います。
「ベッド」は基本的に寝れればOK、というシンプルなもの。家電やガジェット系アイテムのように機能や拡張性で悩むこともなく、長く使えるアイテムです。だからこそ、変わらない見た目ってイイと思います。
↑左側がベニヤ板の旧モデル、右側が今回のスチールメッシュモデル。同じ足の長さを使えばほとんど同じ高さです。見た目も99%同じ、違和感はありません。
布団でもマットレスでも使える
そして機能面での進化では、スチールメッシュタイプになったことでマットレス以外でも使えるようになりました。
マットレスの入れ替えは旧バージョンでもとりあえず可能でしたが(推奨はされてないと思いますが)、それに加えて布団やウレタンマットレス(三つ折りにできるような簡易のマットレス)でも使用できるのは嬉しいです!
数年使ってマットレスがヘタってきたら、新しいものに入れ替えるのも簡単です。マジックテープ式なのでマットレスの厚みにも対応できます。旧バージョンはマジックテープが定位置だったので、薄いマットレスとだとサイズが合わずたるんでしまうという欠点がありました。
また、超ミニマムにエアリーマットレスやら敷布団などに戻して、シンプルなベッドフレームとして使うこともできてしまいます。
使い方の自由度があがることで、アイテム全体としての寿命が伸びます。自分の好みの変化にあわせて使い方を変えられることは、長く使えること。長く愛用できることは、エコにも繋がります。
日々の便利さは、見えないメリット
個人的にはスチールメッシュタイプ、かなり気に入りました。いろいろ納得できるというか・・。
未来の使い方はともかく、底面がベニヤ板の旧バージョンと比べると通気性も抜群。梅雨の時期・夏の時期も日々気持ちよく過ごせそうです。
ベッドカバーもカンタンに脱着でき、天気のいい日は「洗濯しようかな〜」と気軽に思えます。そういった「見えないメリット」が一番うれしい進化かなーと感じました。
以上、見た目はまったく同じでも、いろんな意味で「使えるベッド」に進化していた「無印の脚付きマットレス」のレビューでした。
純正のマットレスじゃなくて超ミニマリストのブログのようにエアリーマットレスを使ってみたい!
↓軽い!手入れが楽!というエアリーシリーズ。同じシリーズのクッションを使っていますが、ほんとに蒸れないです
↓レビューの数を見ると一度使ってみたくなります・・
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