先日買った「ガス移替えアダプター」を使って、OD缶からOD缶への詰替えを行ってみました。
中途半端に残ったOD缶ってどうしていますか?ちゃんと1缶ずつ使い切ってしまえば気持ちいいのですが、忘れて新品を開けてしまうことも。そんな残り容量の少ないOD缶を、すっきりと一つにまとめることができました。また応用としては、登山の場合には荷物の重量を減らすために、容量を調整し必要最低限のガス容量=重量で持っていくこともできます。
登山・ハイキング・キャンプなどアウトドアをたしなむ方でしたら、ほとんどの方が使っているだろう「アウトドア用のガス器具」の悩みをスマートに解決してくれるアイテムでした。ガスの無駄なく・コスパもよく・中途半端な容量を気にせずに気持ちよく使うことができます♪そんなガスアダプターの使用レポートです。
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ガス缶の詰替え〜ガスアダプターを買った。傷だらけだけど、使える(笑)OD缶→CB缶もマルチにOK!
Amazonで激安なガスアダプターを購入しました。OD缶からOD缶へのガスの詰替・移動はもちろん、CB缶〜OD缶のガス移動もできるマルチタイプです。ガスの再充填 ...
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もくじ
使いかけのOD缶はどうしていますか?残りの少なくなったガス缶、上手に使いきれる?
残りが少なくなったアウトドア用のガスボンベ。あと一回分?二回分?ギリギリ持つのかなぁ??なんていう、微妙な残り容量ってモヤモヤします。OD缶を使い始めた最初の頃は、まだ行ける!と思って使うと、2分ぐらいで終わったり・・・
↑新品のガス缶と、あと5%ぐらい??の微妙な容量のガス缶。ガス切れを心配するなら、両方とも持っていくしか無い〜。なんかいい方法ないの?!
登山の時に「中途半端な缶」と「新品の缶」両方は持っていくのは無駄
残りが少ないOD缶を持っていって、山頂でガス切れ・・なんていうのも嫌です。だからといって登山の際に「中途半端な缶」と「新品の缶」両方を持っていくなんて、重量と体力の無駄はしたくありません。
存在を忘れて、新品を開け続けてしまう(笑)
という理由から「ある程度ガスが減った容量の少ない缶」は、また今度キャンプなんかで使おう、と放置してしまいます。車で移動できるオートキャンプならガス缶をいくつ持っていっても大したことはありません。でも結局その存在を忘れて、新品を開けてしまうことも。。
また番外編で、
新品=満タンの重いガス缶。実際につかう重さだけ、半分以下ぐらいの容量で毎回持っていけたら最高なのに
という理想も叶えてくれます。新品のガス缶は意外とずっしりきます。サイズにもよりますが一般的な200gサイズでペットボトル1本ぐらいの重さになります。これが、常に半分ぐらいの容量で持っていけたら最高。絶対にガス不足はないけど、できるだけ軽い状態、という理想の容量。
そんな悩みを解決してくれる、残り少なくなったOD缶のガスを同じく別のOD缶へ移動できるが、ガスアダプターです。
ただし、アダプターを使ったガスの移動は通常の利用範囲外となります。あくまで自己責任でお願いします。
OD缶からOD缶へ、ガスの移動・詰替えをやってみる。ガスアダプターの使用レビュー
先日Amazonで購入したガス詰替アダプター。OD缶からOD缶へ、またCB缶への移動もできるマルチタイプです。
残り少ないOD缶を一つにまとめてみようと思います。
今回は、ちょっと使ったガス缶(左:保護キャップ付き、80%ぐらい?)に残りわずかなガス缶(右:10%ぐらい?)のガスを移動してみます
ガス詰替アダプターを接続する
では早速!
↑OD缶にアダプターを装着します。OD缶を使用する器具全般に共通することですが、締めすぎに注意です。金属のネジですがこの細さです。トルクをかけ過ぎると、ネジが壊れます。
このアダプターはある程度ねじ込むと本体がガス管のフチに当たるようになっています。フチに触れ始めたらそこそこでやめておきます。
ガス漏れが心配ですが、大きく漏れていれば耳を当てると多少は音がします。また匂いでも分かります。自分はいつも締めすぎ注意で使っています。少なくともプリムスのOD缶は逆にユル過ぎる場合はガスが出ない設計になっているので安心です。
↑順番が逆になりましたが、中間についているバルブ(取っ手)はガス缶に接続する前に閉めておきます。
↑2つのガス缶をアダプターに接続します。
↑ここで初めて、真ん中にあるバルブを開きます。すると「シューッ」という音とともにガスが移動し始めます。
空にしたいOD缶を上、追加したいOD缶を下に
上から下にガスが移動しています。
↑液体のガスは下の方にたまります。上のOD缶から下のOD缶へとガスが入っていっています。
ガスの移動を促すため、上のOD缶を温めてみる
上の状態でも移動はしているのですが、だんだんと移動量が少なくなってきます。その理由などは割愛しますが、ガスの圧力差によってよりスムーズに移動させるため、上の方のOD缶を温めてみます。
OD缶内のガスの移動をさせるには?
ガスの圧力差は温度で生まれます。
下の缶(受け入れる側)を冷やすか、上の缶(出す側)を温める
上記のいずれか、もしくは両方を行って温度差を作ります。するとガスの圧力差ができて、スムーズにガスが移動します。
ただし、究極に温めすぎると圧力が高まりすぎてボンベが爆発!という恐れもあります。その理由から「氷水で下側のガス管を冷やす」を推奨する記事が多いです。
自分の経験上ですが「バーナーで直接炙る」などでなければ、上記の心配はほとんど不要だと思っています。夏のキャンプの道中、車内で結構な温度になっているガス缶が日本中に何百・何千とあるはずです。(条件が重なり実際に爆発した事例もニュースで聞きましたが・・)とはいえ、しょっちゅうそんな事故を聞くことはありません。かなり安全率をみて頑丈に作ってくれているメーカーさんのおかげです。
心配な方は氷水をおすすめします。ですが今回は冷やすより熱する方が手っ取り早いため、熱湯を使ってみました。(-20度よりも、+20度の方がカンタン)
↑熱湯に浸した熱いフキンで包んでみようと思い・・・
↑やってみたけど・・・フキンが熱すぎて持ってられない!当たり前だけど熱々!!なんとか巻きつけるけど、下のボンベにも熱い水がしたたり効果半減。
↑結果、ボンベ底のこのくぼみに熱いお湯を垂らす・貯める。といういろんな意味で不格好なやり方に(笑)でも一番効率良かったです。冷めたらこぼして、また暖かいお湯を注ぎました。
途中何度かガス缶を外して、手で振ってみた感じで残り容量を確かめます。
ほぼ空な感じ。
ということで完了!
別のOD缶へのガスの移動・移し替え完了
ガスの移し替えの際には、ガス缶の満タン以上に入れないことが基本となります。
どのOD缶にも充填ガス容量が記載されており、それがガスの内容量となります。このプリムス缶の場合は225グラムとのこと。
↓詰め替え先(ガスを入れた方)の重量を測ってみると・・・
↑ガスを足した後の重量:411グラム。しかし、この数値にはOD缶自体の重量が入ってしまっています。
実際にはいったいどれだけのガスが入ったの??という疑問が。
ガスがどれだけ入ったかは「重さ」で調べる。
どれだけガスが入ったかは重量で計算できます。OD缶自体の重量が分かれば、その重さを差し引くだけです。
実は先に準備として測っており、このプリムスのIP-250Tを完全に空にした時の重量(=ボンベ自体の重量)は実測で150グラムでした。
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空のOD缶の重量はどのくらい?ガスの詰替えの参考に
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[プリムス-PRIMUS GAS CARTRIDGE]IP-250TのOD缶自体の重量:約150グラム
ということは「411-150=261グラム」のガスが入っている事になります。あれ??
新品時の充填量が225gだから・・・入れすぎ!!
はい、良くない例です。ちゃんと目分量じゃなくて、しっかりと重量を測りつつ移し替えることを強くオススメします。。。
改めてですが、このサイズのOD缶に入れてよいガスの重量は・・・
150g(缶の重量)+225g(新品時のガス内容量の重量)=375グラムまで入れてOK
ということになります。
もしくは、新品の時の重量を基準にする方がカンタンだと思います。
OD缶の新品時の重量を測っておき、同じ重量までしかガスを入れないようにする
新品時のOD缶をまるまる測り(スケール)に置いて計量。そうすると、ガスの内容量+ガス缶本体の合計の重さがわかります。次にガスを充填する時は、とにかくこの最初の重量よりと同じ〜少なめに入れておけばOK!です。
という方法ならもっとカンタンだと思います。買ってきたガス缶の裏などにグラム数を書いておけば、次回ガスを継ぎ足す時に安心して作業できます。
↓タニタ、ってロゴはないのですがタニタのデジタルスケールです。ひとつあると何かと使えます。家の台所に実はあったりするので実家や奥さんに要確認ですね(笑)
正確に測るのはもちろんですが、実際には少し少なめ、8分目を目安にすればより安心かと思います。
ガスを入れすぎたからと言って途端に漏れる・爆発することはないかと思います。しかし容量以上に入れたガス缶が暖められるなどして圧力が高まった時に、ガス漏れを防止している弁に異常をきたす恐れがあります。精神衛生的に安心して、気持ちよく使うためにも〜ちゃんと測って少なめで使うことをオススメします。
OD缶がまとまって、すっきり!
中途半端な容量をまとめることができ、スッキリです!ちょびっとしか残っていないガス缶だから・・とわざわざ無駄に使い切る必要もありません。登山・キャンプいずれにしても無駄な荷物が減り、シンプルになりました。
OD缶には、常にガスを半分程度に。できるだけ荷物を減らしたい登山時には
また使い方にもよりますが、いつも満タンのガスボンベである必要はありません。満タンのガス缶を一度に使い切るほど使用量が多ければ別ですが、必要な重量分だけのガスを持ち歩くことができます。常に半分ぐらいにしておけば登山やハイキングの際のラーメン・コーヒー・カンタンな調理には十分に足りるかと思います。ガス缶も下記のような一回り小さいものにして必要量だけ入れるようにすれば、更に軽量化できます。
↓通常サイズのプリムス缶。実際に使うにはこのサイズがやっぱり安定して使いやすいです。
↓最小サイズのミニガス缶。OD缶としては最小サイズ。サイズ自体もコンパクトに。そしてガスも常に半分ぐらいにしておけばザックの重量をもっと軽く、疲労を抑え、もっと遠くに早く歩けます♪
見た目もカワイイ・・・
↓通常サイズに比べて小さく軽いため、テーブル・地面においた時に少し不安定になります。足と呼んでいましたが正式名称は「カートリッジホルダー」という言うらしいです。カチッとハメるだけで安心。せっかく完成した料理や危ない熱湯をバーナーごとひっくり返したくないですもんね・・・
重ねて書きますが、あくまでメーカーの使用想定外の使い方になります。自己責任で、ガスの取り扱いには十分にご注意を。
今回は適当にやりすぎて、もとの重量よりも多くのガスを過充填してしまいました(笑)実際にはなにもありませんでしたが、危険であることに間違いありません。事前にガス缶の重量を測ることをお忘れなく〜!以上、OD缶からOD缶へのガスの詰替えレポートでした!
↓こちらが今回使用した詰替えアダプターです。決めては価格(笑)一番安かったです。
↓レビューと作業のまとめ
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ODガス缶からODガス缶へ、ガスを無駄なく詰め替え&移動アダプターを使ってみる
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↓どうせ詰め替えるのなら、一番大きいサイズでお得に買っておくのも。車で移動できるオートキャンプならこの500サイズのまま持っていけば一番ラク。コンパクトにしたい時は必要な分だけ詰替えするパターン。
↓同じ大タイプの500グラム缶のノーマルガス。600円台で買えます。近所よりガスに関してはAmazon安い・・・。
↓缶を自由に選べるので、見た目の好みだけでスノーピークを選ぶという手も。ただ実際には裏面には注意事項などが書かれており、シンプルな見た目は片面だけですよー(笑)
↓でかい版。このぐらいシンプルでもいいのかもね〜。