風が気持ちい季節です!まさに外にいるだけで幸せになれる春〜秋のキャンプ日和。そんな折に、Amazonで格安な蚊帳付きハンモックを購入してみました。
ハンモックは体重全てを預けるし、布だし、蚊帳の部分は繊細だし…安くても本当に使えるの?!という疑問がつきまといます。
実際に3000円以下のハンモックを購入し、いざキャンプへ!テントなしでのぶっつけハンモック泊でレビューしてきました。
格安なハンモックって実際に使える?使い心地、品質はそこそこ?
今回買ったのはAmazonのこちらの商品です↓
選んだ決め手はカラー!
このモスグリーンな、カーキな、ベージュなカラーは絶対だとひと目見て決めました。このグリーン系カラーの中でも、いくつか商品があったので迷いました。
迷ったけど・・・候補だった商品
Ufanore ハンモック 蚊帳付き アウトドア 収納袋付き 幅広 軽量 カラビナ付き 吊りテント 2人用 270×140cm 耐荷重約300kg 折畳み ハイキング 公園 登山用 野外 持ち運び簡単
↑実はこちらが先に目に止まったのですが、迷彩カラーはちょっとやりすぎ感が・・同じ迷彩でもなんとなく安っぽく見えてしっくりこなかったため、却下。
↑色合いはバッチリです。このくすんだグリーン、いいじゃん!と思ったのですが、ワシ・・・鷲のマークがとにかく目立つ・・・コレさえなければ買っていたかも。購入時の時点でAmazonのレビューは57件。破損等の報告も少なくて最後まで悩みました。
Unigear ハンモック パラシュート 専用ベルト付き 超広い 超軽量 2人用 余裕がある 5色 320×200cm 275×165cm 耐荷重350kg 室内 アウトドア キャンプ 公園 三人用 コンパクト 部屋 風通し良く 涼しい サラサラ肌触り良い 高耐久安心 通気速乾丈夫安全 カラビナ付き
↑これも色的にいいじゃん!ツートンですがちょうどいいコントラスト具合。そしてレビューも91件と最多でした。が!!
残念ながらこのハンモックには蚊帳がついていません。あえなく却下。蚊帳は必須です・・・
Sunbabysハンモック 蚊帳付き パラシュート 耐荷重 室内 アウトドア キャンプ 超広い 2人用 耐荷重300kg 290x140cm収納袋付き カラビナ付き 折畳み 公園 ハイキング ビーチ 持ち運び簡単
↑こちらも検討しましたが、早々に却下。ワイヤー式で別途蚊帳を張る必要がない、ワンタッチなのが特徴です。でも蚊帳無し状態で使えない?少しかさばる?シンプルに行くのが最終的に王道か・・と悩み、やはり今回は見送りました〜
Wecamture製蚊帳付きのハンモック。お値段は2999円。重量は900gアンダー。
ということで、買ってみたのはWecamtureというブランドのハンモックです。
で、早速ですが・・・
買った後にAmazonの販売ページを見たら重量のスペックが変わっていた
先ほどもふれましたが、テントを持たずにタープ&ハンモック泊という目的があります。また増え続ける荷物の中で、できるだけアイテムを少なく・軽く・コンパクトにしたいこの頃。
ハンモックだったら1kg以下は必須です。このハンモックも購入する時は絶対に1kg以下の表記だったはず!ですが・・・
現在のAmazonのページを見ると
1350g(蚊帳付き)
となっていました。↓
なにぃ〜・・・。ロットごと、仕入れごとにコロコロとスペックが変わるのが、海外の激安商品のイタイ所ですね〜まあ安いから仕方ない!
商品が届いてもそんなに違和感なく、サイズ・重さともにいいじゃん!と思っていたけど、手元のアイテムはその時のスペックどおりなのかなー?
と気になって改めて重量を測ってみました。
重量実測:889g
ああ、、よかったー。現在は仕様が変わったのかもしれませんが、そんなに重さが変わる箇所もないので、誤表記な可能性も大いにあります。
重さはかなり優秀だとおもいます〜あの有名なDDハンモックも重量:860gとなっています↓
お値段は1/3で同じ重量なら健闘しているのではないでしょうか。
格安ハンモックを実際に使ってみました。
今回は川の奥地で野宿キャンプです。仕事をなんとか切り上げて現地には夕方ぎりぎりに到着。すでにかなり暗い中でしたが設営直後の写真です。
ハンモックを張るポジションも考えながらなので、いつもよりちょっと悩みました〜
↑色合いは想像どおり。森のなかに馴染むいい色です〜!派手すぎず、ミリタリーすぎず、これなら愛せます(笑)ナイス!!
値段は安いけどいい色合いじゃん!昼間の色合い
↑昼間のイメージです。すごくシビアに要望を言えば、もう少しだけ暗めのトーンでもいいかなと妄想。まあ全然許容範囲だしいい感じ!
もちろん蚊帳付きハンモック。蚊帳部分のクオリティも文句なし!
肝心の蚊帳部分のメッシュも十分に細かく、破れや破損はありませんでした。
↑こんな感じの細かいメッシュ。網戸と同じイメージ。見た所目立つほつれ等もありませんでした。
蚊帳を吊るロープは1本で使いました。むしろ1本だけでいいと思ってしまう?
↑上の写真では蚊帳を吊ったロープが1本で、正しい使い方ではありません。ハンモック自体には2本のロープが付属しており、2本のロープを張って、両方のロープに蚊帳をつる構造になっています。
↑ロープは手持ちのパラコードを使ってしまいました。一応商品にも専用のロープが付属しているので手持ちが無くてもOK。
↑こんな風に左右に2対のフックで、蚊帳の内部の空間を広くとれる構造です。2本のロープを使えば天井が平らになりもっと広くなると思います。
が、ロープ1本だけでも寝るには十分に広く、自分は片方のフックだけを引っ掛けて使用しました。多分今後もわざわざ2本張ることは無いと思います。。
超ガッシリした、カラビナ部分
↑かなりガッシリとした鉄製のカラビナ。体重がかかるため、仕方ありませんね・・・全体の重さの中でもこのカラビナがそこそこのウエイトを占めていると思います。
↑ハンモックロープはなぜか青い刺しゅう・模様入り。ここはシンプルにブラックか、同色で合わせてくれたらさらに幸せだったかも〜と思う。
好きな位置にカラビナを引っ掛けて使えるので、設営した後で、なんか位置が高いかも?低いかも?と思ってもカラビナをかけ直すだけでテンションやハンモックの高さを調整できます。
激安ハンモックの実力。その他のディティールなど
↑他のハンモックもそうですが、共通して収納袋が縫い付けてあります。今のトレンド??
袋が無くならない・ちょっとした収納場所になる、というメリットがあるのかもしれませんが、個人的には袋は別にしてほしかったです。
袋のロゴがいつも堂々と目立ってしまうこともないですし、袋のロゴが気に入らなくて却下されることもありません(笑)実際に購入した後でみてみると、袋の部分は普通にミシン縫いで止められていたので時間があるときにでも丁寧に糸だけを切って、分離してもいいかなーと思いました。
↓カスタムしてみました
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↑ファスナーもスムーズ。ファスナーはフリータイプで、ファスナーを持たなくても開け締めできます。10センチぐらい開けておいて、蚊帳と本体部分を引き裂くように上下に引っ張れば、自然とファスナーが左右に開く、というイメージです。
ハンモックで寝ながら、少し開けたファスナーの隙間に足を入れて、蹴って押し広げる感じ(無精な感じのアクション)でファスナーを開けることもでき便利でした。
↑縫製は少し雑。糸やら繊維がぴょーんと出ている箇所が何箇所かあります。
こらは格安アイテムのお約束なので特にコメントもありませんが、破れる気配はないのでそれで十分とします。
↑布地の質感は良くも悪くもなく、気になるところもないのでOKですね(笑)ナイロン性の布ですが薄すぎず、厚すぎず、先ほども書きましたが色合いも安っぽくなくて好みです。
晴れた昼下がり、直射日光が当たると暑いな―と思った時も、寝っ転がっていても蒸れること無く快適でした。
↑またおまけ程度ですが、無いよりかは良い小さな工夫も。ハンモックの内側には小さな収納ポケットが着いていました。携帯入れにちょうどいいかもしれません。
実際にハンモックで一泊してみて
実際に使ってみての感想です!
ハンモックでの一泊。寝心地、悪くない。
ハンモックで一泊するのは恥ずかしながら初めてなんです・・・今回実際にやってみて気づいたのは、
想像以上にハンモックで熟睡できる!
ということ。
どうしても少し背中が曲がったり、不安定だったり、寝返りを打てなそうだし、というイメージだったハンモック。昼寝程度なら全然OKですが、寝るってどうなんだろ〜と正直思っていました。しかも今回は格安ハンモックですし(笑)
全然そのあたりを気にせず熟睡できたのは、ハンモックの性能に関係しないかも知れませんが、今回の発見でした。
しかしながら翌日少し背中が痛かったのは、、重い荷物を背負って歩いた筋肉痛なのか、やっぱりハンモックのせいなのか、ちょっと不明です(笑)
↑ハンモックならではの風通しの良さで、夜中は冷えました。季節の変わり目は余分なぐらいに防寒対策を忘れずに――
5月で昼間は半袖でも汗ばむぐらいでしたが、夜はひんやり。しかもハンモックとあって、上の通りサーマレスト、寝袋はNANGAオーロラ450DXを使ってもちょっと肌寒くて、一枚フリースの上着を足しました。
↑ナンガ オーロラライト 450DX レギュラー&THERMAREST(サーマレスト) クローズドセルマットレス Zライト ソル
実際に寝袋に入り、寝てみて数十分。サーマレストマットから出てしまう「ふくらはぎ」がどうしても冷える。マット無しで直接ハンモックに触れるのと、寝袋のダウンも潰れてしまうため、思ったよりも寒い。余分に持ってきたウェアを引いてひとまず断熱しました。少なくともこの時期でハンモックで寝るならマットレスは必須でした。
ハンモックならではの包まれ感で、夜空を見ながらそのまま眠りにつく贅沢な眠り
悪いことばっかりではなく、ハンモック泊の最高の贅沢も味わえました〜
この日は雨の気配もなかったのでタープもなし。ハンモックとザック一つ転がしての、ハンモック野宿でした。眼の前にいっぱいに広がる星空のもと、わずかに揺られながら眠りにつける、この上ない贅沢。ちょうどこの日は満月に近かったので、丸く明るい月が山の方へ消えていくのを見ながらウトウトした記憶があります。
今までに経験したことのない環境でちょっぴり興奮も覚えつつ、昼間の疲れでずっしりと重くなった体をハンモックのカーブに委ねる夜。
見える世界が違う、不思議な感じ
眼の前には星空。聞こえてくるのは近くの川のせせらぎと、虫の音だけ。時々前と後ろで鹿がキャン!と鳴いたり。
ハンモックにわずかに揺られつつ、木の枝の間から星をずーっと見ていると、不思議なことに雲の流れがだんだんと早くなっていくんです。えっ?と思うのですが、自分が眠く…意識が遠のいているだけでした。そんなことを繰り返しつつ、いつとも分からず熟睡。なんという贅沢・・・。
また、包まれる感じも最高でした。顔の上面よりもかなり上までハンモックの布地がきて、包みかけの餃子ぐらいのイメージ(例え がイマイチw)で体全体を包み込んでくれます。布団や寝袋単体とはまた違った、独特の浮遊感と包容感はハンモックならではの特権です。
↑寝るときだけでなく、椅子がわりにも。ビール片手にちょっと座ってゆらゆらと焚き火を眺めるのもアリ。キャンプでの極上ソファー。
蚊帳も十分機能していると思う
今回は初夏で本格的な蚊のシーズンではありませんでしたが、蚊帳としては十分実用できることが判明。
キャンプサイト・野山を問わず、自然の樹の下に設置することになるハンモック。
蚊が居ない季節だとしても、やはり蚊帳は必須です。今回も例外なく居たのですが、小さな羽虫・どこからか糸で飛んでくる小さなクモ、かわいい小さなシャクトリムシとか(笑)自然の中の仲間たちが歓迎してくれます。
そのぐらいならかわいいもんですが、気持ちよく昼寝して無防備なところに毛虫でも落ちてきたら、、、と思うと、薄くても蚊帳が一枚ある安心感は半端ないです。
キャンプ・アウトドアのお楽しみに!激安なハンモック、おすすめです。
とりあえず来てみたけど・・果たしてこのハンモックで寝れるんだろうか?!
という根本的な心配をしつつの現地レポートでしたが、そんな心配はみじんに吹き飛ぶほど、超楽しいハンモック泊となりました。これはキャンプの楽しみ方にまたひとつ、新たな境地を開いてしまったような・・・
キャンプ一回分の食費で買えてしまうリーズナブルな、名もなきハンモック。
もしも・・・ヒロシキャンプでお馴染みのヒロシさんも愛用のあのDDハンモックが買えるのなら(予算が許すなら)間違いなくそっちを欲しいです(笑)
ですが、とりあえず今すぐハンモックしたいんだ!!という方、(自分です)お金をかけずに楽しみたい・・・そんな勢いにも十分に答えてくれる、3000円以下の激安ハンモックでしたよ〜
基本性能は同じ、ハンモックは安くてもOK!
一度この快楽を味わってしまうと、デイキャンプや昼間だけでも、ハンモックは必携だな・・・と、飽きるまではしばらくハンモック熱が続きそうです(笑)
ですが幸い、重さも1キロ切る軽量さと片手でカンタンに持てるコンパクトなサイズにまとまります。移動手段が車であれば、とりあえず持っていっていい木があれば使う、というチョイスも全然OKなサイズ感です。
実際にハンモックを張る時には、木陰を選ぶか、日なたを選ぶか、季節によっても変わってくると思います。さすがに真夏の直射日光はキツイですもんね・・・。
でも春秋の穏やかな季節であれば、真上が少しだけ開けた場所にハンモックを張って、「昼は木漏れ日、夜は星空を堪能」する体験ができれば、もっとハンモックが〜キャンプが好きになること間違いなしだと思います!
2019年7月追記:「SBSラジオ 聴くディラン」の火曜日ゲストに出ている、例のヒロシさん氏、ハンモックについての話題をちょうどやっていました。いわく「ボクみたいにヘビーユーザーで年何百回だとアレですが、それこそ安いのは3000以下から。安物でも十分楽しめます〜」的な内容でした。同じキャンプでも、ハンモックとテントとは全く別世界だと。ほんとにそのとおりだと思う・・・。
ということで激安ハンモックを侮るなかれ!そしてお試しあれ〜以上、現地からのレポートでした!
↓Amazonの激安ハンモック、イイ感じの色合いでおすすめです
無難な色と安定のレビュー数で決めました。
↓虫の季節には、一応念のために持っておくのがスマートな大人キャンパーの心得。登山やる人、お子さんがいる方は特に!
↓このチカラを見よ・・。森林香の赤、一度だけでも使ってみるとその効果に驚きますぜ・・・
↓これなら上の強力な渦巻きタイプも置きたくなるかも。ファミキャンのお供に・・・!
↓テント専用を名乗るコイツ、こんなのあるんだ〜テントに直接吹きかけるのは良いかも。出入り口のメッシュ周りのバリアに!
↓お店でもかなりの頻度で見かける定番アイテム〜まだ使ったことのない方は是非レビューを見てみて。かなり変わった香りですが、いい匂いです♪
↓そしてこの後、ハンモックカスタムしてみました〜
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